龍園VSツナA
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き入れたいと思っている子達だ。
ここにいる面々なら、拒むなんてことありえないわ。
「……」
??ゴシゴシ。
全員の顔を見回した木下さんは、ブレザーの袖で目を拭うと椎名さんの手を取った。
「椎名さん。私も一緒に移るよ。ううん、移りたい!」
「ふふふ、はい。私も移りたいです」
??パチパチパチ!
2人がそう言うと、櫛田さんが拍手をしながら立ち上がった。
そして2人の前に行った櫛田さんは、それぞれに片手を差し出した。
「2人とも……ようこそっ! ツナ君クラスへ♪」
「っ……うんっ!」
「ふふっ、はい、よろしくお願いします」
??ガシッ。
『いえ〜い♪』
2人が櫛田さんの手を取ると、Dクラスの子達は拍手で歓迎をした。
堀北さんも微笑みながら拍手を送っている。
もちろん一之瀬さんもだ。
私含め、皆が喜んでいるんだ。
……事件の終幕と、新しいクラスメイトの誕生をね!
??軽井沢達が木下とひよりのクラス加入を喜んでいる時。真嶋と星乃宮はこんな会話をしていた。
「……ねぇ、どうして条件が2つだけって言ったの?」
「今の彼女達には聞かせないほうがいいだろう?」
「どうして? いずれ分かるのよ?」
「ああ。だが、このムードを壊すのは可哀想だろうが」
「……ん〜、それもそうか!」
「だろ? どうせ3学期が始まれば分かることだ」
「……でも私も少し驚いたなぁ。まさか3つ目の条件が、『今年度内は、龍園翔の退学を認めるな』だなんて思わないし〜」
「……だなぁ」
そんな2人の会話は、生徒達の賑やかな会話にかき消されていくのだった……。
読んでいただきありがとうございます♪
次回は、軽井沢以外の9名がどうやって救い出されたのか。そして龍園はこの後どうするのか。この2つについてのお話です!
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