龍園VSツナ@
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決めた際、龍園君も参加する事になっていたはずです!」
「その時はな。だが、龍園は今日は大事な予定があるらしくてな。欠席を許可したんだ」
「!? そんなの聞いてませんが!」
「別にいいだろう。この審議は学校側、今回は私と真嶋先生に一之瀬帆波の所持しているPPが不正な手段で集められたものか否か。それを証明する為の場だ。別に告発者がいようがいまいが関係ない」
「そんな……」
絶句する俺を他所に、坂上先生は腕時計を確認してイライラしているように話を続ける。
「時間がもったいない。本人がいなくても、サポーターである沢田がいれば証明は可能だろう。さぁ審議を始めようじゃないか」
「……」
「なぁ、真嶋先生?」
これまで黙っていた真嶋先生だが、坂上先生にそう言われるとさすがに動かざるを得ないようだ。
ため息を吐き、申し訳なさそうに口を開いた。
「……そうですね。沢田、仕方がない。君が私達に証明しなさい」
「で、ですが」
「もう冬休みに入った。審議を来年に持ち越すわけにもいかないんだ」
「……分かりました」
仕方がないので、俺は帆波ちゃんから預かっていた資料のコピーを取りだした。
(これがあれば、無実の証明は簡単だ。……審議が終わり次第、帆波ちゃんを探そう。もしかしたら龍園君に何かされてるのかもしれない。……あ、そういえば)
緊急連絡が来てるかもと、審議の為にマナーモードにしていた学生証端末を見ようとするとなぜか坂上先生に怒鳴られた。
「おい! 学生証端末なぞ見てないで、さっさと説明に入らんか!」
「! は、はあ。すみません」
文句を言われては仕方がない。通知を確認できずに学生証端末をポケットにしまった。
「……では、Bクラスの一之瀬帆波さんにかけられた容疑の説明をさせていただきます」
そして、俺は1人で審議に挑む事になった。
?? その頃、特別棟屋上にて ??
「……よう軽井沢、今どんな気分だ?」
「……な、なんで私を攫って監禁までしてくるの?」
「簡単だ。お前は沢田を潰す為の餌だからだ。ただそれだけだよ」
「っ!……」
特別棟の屋上で、軽井沢は両手を縛られた状態で倒れている。
そしてその周りを龍園、伊吹、石崎、アルベルトが取り囲んでいる。
??ピロン、ピロン、ピロン、ピロン。
「……来たか」
通知が鳴った学生証端末を開くと、予想通りの内容のメールが9通届
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