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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
龍園VSツナ@
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させた上で、ターゲット全員を潰す。そうすれば沢田の精神はボロボロになる。その上クラスメイトからの評価は最低になるだろう。そうすれば、もうDクラスは機能しない。沢田以上のリーダー格などいないだろうからな」

「……」

「ククク、さぁお前ら。俺達も行動に移るぞ」

 

 そして、龍園達もそれぞれの行動へと移るのだった……。

 

 

 ?? 終業式当日、午後1時50分 ??

 

「……そろそろだな」

 

 会議室の準備を終えた俺は、1人で関係者の到着を待っていた。

 

 審議は午後2時からだから、そろそろ集まってくるはず……

 

 ??ガチャ。

「!」

 

 会議室の扉が開き、廊下から誰かが入ってくる。

 

「お。沢田か。準備ご苦労様だったな」

「……ふん。まだ沢田しかいないのか」

「あ、真嶋先生、坂上先生」

 

 入ってきたのは、Aクラス担任の真嶋先生とCクラス担任の坂上先生だった。

 

 先生方は中に入ると、奥の方の座席へと着いた。

 

「……一之瀬はまだか?」

「はい。もう来ると思いますが」

「ふん、遅刻しなければいいがな」

 

 なぜかニヤニヤ顔の坂上先生。真嶋先生が微妙な表情で彼を見ているのが少しの救いだな。

 

(後は当事者の帆波ちゃんと龍園君だけか)

 

 若干の気まずさの中。俺は2人の登場を待った。

 

 ?? 午後2時 ??

 

「……」

「……」

「……」

 

 ……すでに時刻は午後2時を回った。

 

 しかし帆波ちゃんも龍園君もまだ来ない。

 

(おかしい。帆波ちゃんがこんな大事な時に遅れたりするか? ……まさか、龍園君の奴に何かされたのか?)

 

 そう心配していると、坂上先生が机を指でトントンと叩き始める。

 

「……まだなのか、一之瀬帆波は」

「……遅いですね」

「全く! 遅刻するって事は、龍園の告発が真実だから否定できないのだろう。もう龍園の告発は真実だったって事でいいんじゃないか?」

 

 暴論で結論を急ごうとするので、俺は慌てて止めた。

 

「待ってください。それは暴論でしょう?」

「ふん。だが、実際に一之瀬帆波は来ないではないか」

「それを言うなら、告発者の龍園君だって来てません!」

「何を言っている。龍園は元々この場に呼ばれていないぞ」

「な!?」

 

 おかしいだろ。審議の日程を決めた時は当事者全員参加って事になっていたのに!

 

「日程を
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