龍園VSツナ@
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「ねぇねぇ軽井沢さん、この後どっか行かない?」
「あ、ごめん。この後ちょっと行かないといけない所があるの」
「え〜そうなの? 佐藤さんとみーちゃんは?」
「私達も行く所あるから。ね、みーちゃん」
「うん。ごめんね?」
「そっかぁ。じゃあまた冬休みにね?」
クラス内が冬休みに大盛り上がりの中、俺の相棒とパートナーはクールである。
堀北さんに至ってはテキパキと片付けを済ませて、すでに帰り支度を進めているようだ。
「もう帰るのか?」
「ええ。この後予定があるのよ」
「へ〜。珍しいな」
「そうね。木下さんにランチに誘われてるのよ」
へ〜。木下さんと鈴音さんって仲良くなったんだなぁ。
「じゃあ帰るわ。綱吉君、また日曜日に」
「うん、じゃあね。……あ、待って!」
「? どうしたの?」
帰ろうとする鈴音さんを呼び止め、俺はとあるお願いをした。
「木下さんにも昨日のメールで送った俺の番号を教えてあげてくれない?」
「え? 彼女はCクラスよ?」
「そうなんだけど……なんとなくそうした方がいい気がしてさ」
「……そう。まぁわかったわ。伝えておくわね」
「ごめんね、よろしく」
そして、鈴音さんは教室を出て行った。
「……綱吉はこのあと審議か?」
「うん。午後からだけど、その前に審議会場の準備をしないといけないんだ」
「? こっちで準備しないといけないのか?」
「そうなんだよ。俺達が審議したいと言ってるんだから準備もそっちでやれってさ」
「それもメガネ教師か?」
「正解。でも断る事はできないしね」
清隆君に説明しながら、俺も帰り支度を済ませる。
「じゃあ清隆君。また後でね」
実は今日、審議終了後にグループで映画を見に行くことになっている。
俺は審議後に映画館に直行する予定なのだ。
「ああ、映画館前集合な」
「うん」
そして、俺は以前にも使用した会議室へと向かった。
?? ランチタイム、清隆side ??
「ごちそうさま〜」
「ごちそうさまでした」
お昼時になり、俺はグループメンバーと共にパレットで昼飯を食べていた。
もう冬休みだし、焦る必要はないはずなのだが、波瑠加と愛里はいつもよりかなり早く完食した。
「今日は早食いだな。どうかしたのか?」
「いつもは2人が1番遅いのにな」
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