暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
最終回『LONG LONG AGO 20TH CENTURY』
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 シャドームーンのキングストーンの残骸から発生した光を追ってRXはアクロバッターを走らせる。町中を離れ、森林を抜けた先に西洋風の神殿が見えてくる。光は、その神殿へ吸い寄せられるように入っていく。
 「あれは、ネオゴルゴムの神殿か?」
 光を追いかけるためにRXも神殿へと突入し、アクロバッターから降りる。光はRXがバイクから降りたことを感知したのか、移動する速度を徒歩に合わせる。
 「内部はゴルゴム神殿と同じ作りになっている…」
 RXはかつての激戦を思い返しながら歩みを進めてゆく。光は破壊されたリシュナルの研究室を通る。床にはリシュナルが調べていたであろう研究資料が散乱していた。その中でRXは気になる書類をいくつか見つける。
 「これは、ゲドンの獣人改造に人造ネイティブの研究資料。ネオゴルゴムの怪人は、この資料を参考にしていたのか…」
 RXは資料を投げ捨てて光を追う。光は奥へ、更に地下へ向かって進んでいき、やがて行き止まりとなる巨大な空間で立ち止まった。
 「この場所に、一体何があるんだ…」
 RXが辺りを見渡していると、
 “よく来たな、南光太郎。いや、仮面ライダーBLACK RXよ!”
 何者かがRXの脳内に直接語りかける。
 「この声、まさか!」
 RXが振り向くと、そこには巨大な心臓だけの怪物、RXがかつて仮面ライダーBLACKとして戦っていた時に倒したはずの創世王がいたのだ。
 「創世王!何故お前がここにいる!」
 “言ったはずだ!この世に悪がある限り、私は必ず蘇ると。さあRXよ、今度こそ創世王を継ぐのだ!”
 創世王は月のキングストーンを見せ、RXを誘う。
 「何度言われようと俺の意思は変わらない!」
 RXは毅然とした態度で創世王の誘いを断る。
 “あくまでも断るというのならば仕方あるまい。力づくで納得させるまで!変身!”
 創世王の心臓部に月のキングストーンが取り込まれると、創世王は巨大な仮面ライダーBLACKの姿をした怪物、亡霊創世王へと変貌する。
 「創世王、その姿は一体どういうことだ!」
 突然の事態にRXは驚く。
 “何を驚く?私はかつて、五万年前にシャドームーンを討ち取り、創世王を継承した先代の世紀王ブラックサンなのだから。さあ、諦めろ。諦めて創世王になる道を選べ。誰しもが初めは拒む。だが、やがて選ばれたことを光栄に思える日が来るのだ。”
 亡霊創世王は無抵抗でRXを向かい入れようとする。
 「俺は決して創世王にはならない!リボルケイン!」
 RXは亡霊創世王の誘いを受け容れることなくリボルケインを引き抜き、亡霊創世王に必殺のリボルクラッシュを腹部めがけて放つが、刺し貫く感覚はなく、リボルケインの光は闇の中によってかき消されてしまう。
 「光が!?」
 その光景にRXは驚く。

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ