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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
最終回『LONG LONG AGO 20TH CENTURY』
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、人の心には互いを支え合い、慈しみ合う優しさがあることを俺は知っている!そんな人々の平和を守るために、俺はこの力を使うと決めたんだ!」
 RXは自身の信念を貫く。
 “何度でも倒すか。面白い、次に会うときを楽しみにしておこうではないか。次に蘇るのは、案外早いかもしれないぞ?”
 「それでも、俺が仮面ライダーBLACK RXとして生きている間は、お前の好きにはさせない!」
 “面白い。今は敗れてやろうではないか。そして、創世王にならなかったことを後悔するがいい!さらばだ!”
 亡霊創世王は最後の言葉を残し、大爆発を起こす。RXはすぐに広間から脱出し、アクロバッターに乗って崩壊するネオゴルゴム神殿から脱出する。かくして、仮面ライダーBLACK RXとネオゴルゴムとの戦いに決着が着いたのだった。

 それから半年の時間が経過した。霞のジョーと響子、茂とひとみ、克美はそれまでと変わらない日常へ戻り、恭子も新しい部屋を見つけ引っ越しを済ませ、玲子はすぐに新たな就職先を見つけてキャピトラから離れ、ネオゴルゴムが活動前にすっかり戻っていた。日々新たな情報が更新されるこの現代社会、既に半年経過したネオゴルゴムの事など、人々の記憶から薄れかけていた。しかし、光太郎は今でもついこの間の出来事のように忘れることはできなかった。これまでの戦いを思い返しながら掃除をしていると、意外な人物が来店してくる。
 「やあ光太郎君、調子はどうだい?」
 「本郷先輩!お久しぶりですね。」
 現れたのは仮面ライダー1号に変身する男性、本郷猛であった。
 「ノバショッカーの残党との戦いも1段落ついて、コーヒーでも飲もうと思ってな。光太郎君もネオゴルゴムの壊滅に尽力していたのだろう。頑張ったな。」
 本郷は笑顔を見せる。
 「ありがとうございます。それじゃあ、カウンターの方へどうぞ。」
 光太郎は本郷をカウンター席へ案内し、座らせるとまた一人来店してくる。
 「神先輩、あれからどうでした?」
 来店してきたのは敬介であり、光太郎は敬介に近況を尋ねる。
 「ああ、なんとか研究施設は潰せたが、肝心な資料はなかった。既に持ち出されていたんだろう。」
 敬介はカウンター席に座り、コーヒーを注文する。
 「先輩達も来ていたんですね。」
 そこに仮面ライダースーパー1に変身する沖一也が来店する。
 「一也か。そっちはどうだ?」
 「国際宇宙サミットで本格的にスペースデブリの撤去に力を入れることが決まりましたけど、実現には時間がかかりそうです。」
 「上も下もゴミだらけってことか。」
 「下もということは、先輩の方も?」
 「ああ、カイゾーグとして、海底資源の調査協力の依頼を受けたが、沈没船を始め、いろんなものが海の底にあった。」
 敬介と一也が話していると、

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