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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
最終回『LONG LONG AGO 20TH CENTURY』
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“この身は人間達の悪意、闇や負の感情によって作られている。どうだ、お前が命をかけて守り抜いていた人間の本質の力は?”
「闇が、人間の本質だと!?」
“如何にも。散々見てきたのではないか?一時の快楽のために他者に危害を加える人間、己の得のために他者を騙し、善意を踏みにじる人間、そして争いの絶えない人間の歴史を!”
亡霊創世王はRXを掴もうとするが、RXはなんとか回避する。
「それだけが人間の全てではない!」
RXはパンチやキックで応戦しようとするが、闇で実体化しているだけの霊体である亡霊創世王に攻撃が通ることはなかった。
“綺麗事を言うのは結構だ。だが、こうして私が蘇っていることこそが、今のこの世界に人間の悪の心が蔓延っている証拠。そう、お前が創世王を継ぎ、怪人達の世界を作ることで、私が蘇ることも、私と戦う必要もなくなるのだ。”
「だがそれは、人々が自由に暮らせる、平和な世界ではない!」
“いい加減目を覚ませ。平和な世界など、実現ができぬことだから人間は求めるのだ。怪人達は種族が違っていても争い合うことはない。お前の求めている平和そのものではないか。”
「それは俺達の求めている平和ではない!キングストーンフラッシュ!」
RXは亡霊創世王の言葉に屈することなく立ち上がり、キングストーンフラッシュを放つが、亡霊創世王の膨大な闇の前ではいともたやすくかき消されてしまう。
「あれは!?」
光がかき消される中、RXの視界にはあるものが映り、突破の一手を考え始める。
“諦めろ。そして創世王となる運命を受け容れるのだ。”
亡霊創世王は何事もないかのようにRXを誘い続ける。
「創世王、今度こそお前を倒してみせる!キングストーンよ、お前のエネルギーをもう一度リボルケインに!」
RXはリボルケインに全身全霊のエネルギーを込める。
“何度やろうと同じこと。すぐに諦めさせてやろう。”
亡霊創世王は防御する素振りすら見せないでいる。それを見たRXは力強くジャンプし、リボルケインを突き出す。そして、
「そこだ!」
リボルケインは亡霊創世王の胸部に突き刺さる。今度は手応えもあり、火花が散る。
“何故だ、何が起こっているというのだ!”
その光景に亡霊創世王は驚く。
「キングストーンフラッシュがかき消されるまでの一瞬で、お前の心臓にかつてサタンサーベルを突き刺した傷が残っているのが見えた。俺はそこを弱点だと見抜き、この一撃にすべてを賭けた!」
亡霊創世王の疑問に、RXは答える。
“良いのか?たとえ今私を倒したとて、人間が生きていれば悪意は無尽蔵に生まれ、私はすぐにでも蘇るのだぞ?”
「何度復活しても、俺がお前を倒し続けてみせる!確かに、人々の心の中に悪意はあるかもしれない。だがそれ以上に
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