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出して、しばらくして、桔梗が帰って来たかと思ったら
「ただいまー ウチ 食べたくないから、お風呂入るネ」と、自分の部屋に行こうとしたから
「桔梗 なによー それっ 待ちなさいよ お父さんが桔梗の好物だからって、作って待っていたのにー」と、私は立ち上がって・・その時、桔梗はチラッと食卓に眼をやったまま
「後で お腹 すいたら 食べるから 置いといて」と、2階に上がって行ってしまった。
「うーん もぉーーう お父さん!」と、私はイライラして、お父さんにも何か言って欲しかったのだけど
「まぁ いいじゃないか さんざん 遊んできたんだろう くたびれたんだよ」
「お父さん! 桔梗は遊びまくってるんだよ!」
「今は 遊びたいさかりだよ それに 色んな友達が多いのもいいじゃぁないか」
「そんなこと言ったってー」私は、男友達と遊びまくっているのが気になっているんだけど・・・言えなかった。それに、私、幼稚園の頃、あんなにお父さん厳しかったのにー・・。いつから・・。お母さんが亡くなってから、変わってしまった。あれ以来、お料理のことしか興味が無いみたいで、かといって、儲けるわけでも無く、私からしてみれば、安い値段で出しているのだ。
「まぁ 子供達のことはお母さんに任せているし 自由に育ててくれていいんだよー」と、お母さんにビールを継いでもらって気楽なことを言っていたのだ。
お母さんのほうを見ても、黙って、お父さんにお酌をして、里芋を静かに食べているだけだし・・・。お母さんも、結婚前からも静かな人で、私達は叱られたこと無く、小さいころから好きなことをやらせてもらっているのだ。でも、この感じ・・・私は、もっと家族を感じたい。
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