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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第二十三話『2人の世紀王』
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達が産まれた日蝕の日、ゴルゴムのメンバーの親から産まれたのがお前達の二人だけだと、いつから錯覚していた?予定ではキングストーンは俺ともう1人のメンバーの子供に与えられるはずだった。だが、お前達が兄弟同然に産まれることが判明し、俺は産まれる前に世紀王になる道を閉ざされた!それでも、新たに決定した世紀王が儀式を行うならば諦めもついた。だが、貴様は与えられた義務を反故にし、仮面ライダーBLACKと名乗ってゴルゴムに反旗を翻した!俺達は何の為に世紀王になる道を閉ざされた!それだけじゃない!ダロムによる怪人冬眠計画で、俺は冬眠の対象にされた!」
クリムゾンエクリプスは拳に怨みを込めてRXを殴る。
「儀式に勝てば創世王になれるというのは出鱈目だ!勝ってキングストーンを揃えたとしても、創世王の新しい肉体の依代にされるだけだ!」
RXはヨロヨロと立ち上がるが、クリムゾンエクリプスはすぐさま蹴りを放ち、RXを吹き飛ばす。
「それこそが選ばれし者に与えられし栄誉だ!その栄誉を理解できない失敗作は、ここで散れ!クリムゾンパンチ!」
クリムゾンエクリプスは拳に深紅のエネルギーを込め、RXの腹部を殴りつける。
「ゥグッ!」
その威力にRXは怯むが、クリムゾンエクリプスは追撃の手を緩めることはなく、両脚のレッグトリガーを引き力を込めてジャンプし、深紅のエネルギーを纏う。
「クリムゾンキック!」
クリムゾンエクリプスは必殺の両脚蹴りをRXに放ち、RXは地面を転がる。
「さあ、余計な抵抗をせずにくたばるのだ!」
着地したクリムゾンエクリプスはRXに近づく。しかし、仰向けになっていたRXは太陽の光を吸収したことで体力を回復し、クリムゾンエクリプスから間合いを取る。
「ほう、まだそんな手を残していたか。だが、無駄な足掻きだとすぐに気付く。終わりだ!クリムゾンフラッシュ!」
クリムゾンエクリプスはベルト部分から光線を放ち、その威力でRXは吹き飛び、地に伏せるが、光線は止まることがなく、放たれ続ける。しかし、
「どういうことだ!何故止まらない!」
この事態はクリムゾンエクリプスも想定していないものであり、焦り出す。そして、光線が止まったかと思うと、緑色の光が一つ、ベルト部分から排出され、RXに近付き人型に実体化する。
「…信彦?」
その人型の正体はかつてBLACK、そしてRXと激闘を繰り広げた月の世紀王、シャドームーンであった。
「光太郎、大丈夫か!?」
シャドームーンはRXを立ち上がらせる。
「信彦、どうして信彦の意思が!?」
RXは驚きを隠せずにいる。
「解らない。きっと、キングストーンが奇跡を起こしてくれたんだ。行こう!」
「信彦、一緒に戦ってくれるんだな!」
「俺と光太郎の間だろ。」
RXと
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