第1章
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はなんとなく避けられているような感じだと思っていた。お弁当の時以外には近寄って来ないんだものー。
「亜里沙 それだけやないんやろー 他にも あるんちゃう? 隠さんでもええヤンかぁー ちゃんと ゆうてーなー」
「そんなんちゃうねんけどなぁー ・・・」
「あんなぁ 廊下歩いていても、女の子とかが2.3人でウチの方見て、なんかヒソヒソ話してるみたいやねん なぁ 亜里沙とウチは・・内緒にすることってないヤン 何でも、打ち明けてきたヤン」
「そうだねー あんなー ・・・ あの大会のときに・・ 山葵 やられたんやって・・ウワサ」
「やられたって?」
「そやから 男達に・・ ウチはそんなん信じてへんでーぇ だけど・・ 山葵に確かめるのも怖かってん」
「えっ えぇー そんなん・・ そんなん ウチら 仲間やろー 遠慮なしやでー」
確かに、襲われたのは事実だ。だけど、最後までは・・・。
「亜里沙 ウチは大丈夫やったんよ 助けてくれた人がおってなっ 最後までやられたわけちゃうよー 信じて」
「あっ そうやっん 良かったー そのこと聞けて ごめんな 山葵 親友だから ウチが信じてあげないといけないのにー」
あのことがウワサになっているのだ。みんな知らないことのはずなのに・・誰が・・。知っているとすれば、あの時に襲ってきた男達と・・・それに、音羽女学院の人・・と、彼女の彼氏だけ。
でも、ウワサって あっという間に広まるのだ。それに、ウちは弁明する機会も無いのだ。確かに、みんなからはテニスのエースとして注目されてきたけど、あんなことで、男にやられた女として見られるようになってしまったのだ。
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