2学期の終わり、動き出すCクラス。
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ねぇよ。勝つ為の最善を尽くしているだけだ」
「……とにかく、この場から離れろ」
「ああいいぜ。もう用件は終わったからな」
そう言うと、龍園は綱吉から距離を取る。
「安心しろお前達。この遊びももう終わりだ。フィナーレを楽しみにしてな」
そう締めくくり、龍園はその場から立ち去っていく。
「じゃあ私も失礼するよ」
「私達も、失礼しますね」
龍園達に引き続き、高円寺と坂柳達もいなくなった。
「……とりあえず終わったわね」
「……だな」
堀北が安堵のため息を吐くと、綱吉が俺達に声をかけて来た。
「皆、大丈夫だった?」
「ええ。綱吉君、腕は平気?」
龍園の蹴りをくらった綱吉の腕を見て、堀北が心配そうにそう言った。
「平気だよ。皆が無事ならよかった」
「ツナ、お前やっぱすげぇなぁ」
「はは、ありがとう須藤君」
須藤に微笑んだ後、綱吉は堀北に再度話しかける。
「鈴音さん、クラスに帰ったら皆に大丈夫だったって伝えてくれる?」
「ええ。伝えておくわ」
「よろしくね。じゃあ俺は生徒会に戻るから」
そう言うと、綱吉は一之瀬と共に並木道から去って行った。
「私達も戻りましょう」
「そうだな!」
「ああ」
そして、俺達もDクラスへと戻ることになった……。
?? その日の夜、ツナside ??
「ただいま〜」
「ガウ〜♪」
生徒会で帰りが遅くなり、自分の部屋に帰る頃には外はすっかり暗くなっていた。
迎えに来たナッツを抱き抱えながらリビングに入るが、今日もリボーンの姿はない。
「あれ? あいつまだ帰ってないのか? 昨日は実家に行ってるはずだけど、今日まで泊まるのか?」
独りごちながら勉強机に鞄を置くと、ダイニングテーブルにレオンがいることに気づいた。
「あれ? レオンは留守番なの?」
「……」
レオンは目をパチバチさせながら俺のことを見ている。そして、その足元には一枚の紙が置いてあった。
「ん? これを読めってこと?」
俺が紙に手を伸ばすと、レオンは俺の肩に飛び移った。
どうやら俺にその紙を見て欲しかったらしい。
「え〜と、なになに?」
手紙を読んでみると、そこにはこう書いてあった。
『ちゃおっす。今日からしばら
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