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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
冬のある日、動き出す運命。
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「ガウガウっ!」

 

 ナッツを部屋に置いておけるようになってから、俺はトレーニングついでにナッツの散歩もするようになっていた。

 

 

 ?? 敷地内道路 ??

 

 

 外に出た俺は、いつものランニングコースをナッツと共に走り出す。

 

「はっ、はっ」

「ガウ、ガウ!」

「はっ、はっ」

「ガウ、ガウ!」

「ナッツ、息遣いに合わせて鳴かなくていいんだよ?」

「ガウ〜♪」

 

 ケヤキモールの近くを通り過ぎる頃、すぐ近くから俺を呼ぶ声が聞こえてきた。

 

「あ! ツナ君♪」

「え? あ、ツっ君!」

「本当だ、ツナ君だ!」

「皆そんなに大声で呼ばなくても……」

 

 走るのをやめて声のした方を見ると、そこには4名のDクラスの女子がいた。

 

「あ、桔梗ちゃんと軽井沢さん。それに麻耶ちゃんとみーちゃん」

「ツナ君はトレーニングの途中?」

 

 返事をしてから、足元のナッツを皆に紹介する。

 

 

「うん。ついでにこいつの散歩」

『散歩……!?』

「ガウ〜」

 

 ナッツを見た途端、4人は目を見開いた。

 そして、ナッツの前にしゃがみこむ。

 

「きゃ〜? 何この子、ちょーかわいいじゃん!」

「本当! 猫……だよね?」

「目がくりくりで可愛い♪」

「なんとなくツナ君に似てるね!」

 

 4人に撫で回されるも、ナッツは気持ちよさそうにゴロゴロと鳴いている。

 

 ナッツが人懐っこいタイプでよかった。

 

(ゴロゴロ〜)

「ゴロゴロ言ってる〜?」

「毛並みもフワフワだ〜♪」

「人懐っこい子だね〜」

「お腹だして可愛いね♪」

 

 さっきの2人もそうだが、女子には猫が好きな子が多いんだな。

 

「この子の名前は?」

「ナッツだよ」

「ナッツ? あ、ツナとナッツなんだね♪」

「いいお名前だね〜、ナッツちゃん」

 

 ここで、桔梗ちゃんがナッツを撫で回しながら質問をしてきた。

 

「ツナ君、ペットを遊ばせられる施設はもう行った?」

 

 そういえば、最近追加で作られたドックランみたいな施設があったはずだ。

 

「あ、ううん。まだ行ったことないな」

「いろんな遊具があって楽しいらしいよ。あ、そうだ♪ 今度一緒に行かない?」

『!』

 

 ……なんでだろう。

 

 桔梗ちゃん以外の3人の表情が固まった気がする。

 

 

「うん、い
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