ぺーパーシャッフルF 〜全ては大空の下で〜
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兄さん大好きのくせに、ツナ君まで狙うとか最低だよ?」
「私と兄さんはそんな関係じゃない!」
「へ〜、まぁそう言う事にしといてあげる♪」
「絶対分かってないわ……」
今のやりとりだと気のおけた友達同士って感じだ。
……数日目のやりとりが嘘かのような変わり様だ。
(……きっとこれも、綱吉の力だな)
そんな事を考えていると、屋上の扉が開かれた。
??ギィィ。
そして、扉から出てきたのは……綱吉だった。
「あ、3人はもう来てたんだね」
「! 綱吉君」
「あっ! ツナく〜ん、待ってたよぉ〜♪」
「桔梗ちゃんに言われた通り、皆も呼んできたよ」
『……皆?』
すると、綱吉の後ろからDクラスの生徒達がどんどんと屋上に出てきた。
「屋上でご飯食べるのって初めてだね〜」
「櫛田さん、お誘いありがとう」
「ううん! 試験もクリアした事だし、たまには皆でお昼食べたいな〜って思ったんだ♪」
どうやら、元々櫛田がDクラスの全員を屋上に呼んでいたようだ。先に俺達だけを連れてきたのは、他の奴らがくる前に話を済ませたかったからか。
「なるほどね。だから昼食を持って来させたわけね」
「だな。知らない内にランチイベントが開催されていたようだ」
堀北がため息を吐いた。
表情からは嫌そうには思えないけどな。
「じゃあ皆、テストお疲れ&全員赤点回避おめでとうランチ会を始めるよ〜♪」
『お〜!』
櫛田の合図で、Dクラスのランチ会がスタートする。
それぞれがワイワイとランチを食べながら談笑している。
綱吉は数名のクラスメイト(ほぼ女子)に囲まれながらランチを食べている。
一方俺は、沢田グループの奴らとフェンス近くで食べていた。
全員が食べ終わる頃、堀北が少し離れたフェンスに寄りかかりながらクラスメイト達の様子を見ている事に気がついた。
(……何してんだ?)
気になった俺は、グループメンバーに少し離れると伝えて堀北の元に向かった。
「……何見てるんだ?」
「……クラスメイト達よ」
「それは分かるんだが……お前がそんな事をするのは珍しいからな」
「……まぁそうね。本当にこのクラスは見違えた、そう思いながら見てたのよ」
「……本当にな」
俺もフェンスに寄りかかり、堀北と一緒にクラスメイト達を観察し始める。
すると、平田も
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