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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
ぺーパーシャッフルD 〜両翼達、動く〜
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な。あいつは生徒会の仕事だから、昼の勉強会には参加できないそうだけど」

「ということは、映画鑑賞には参加するのね?」

「ああ」

「……だとすると、話し合いに綱吉君も参加しようとしてくる可能性もあるわね」

「……ダメなのか?」

「当然よ。今回の試験は、私とあなたで勝ちに行くって話したでしょう?」

「それは分かっているが、話し合いにも参加させないのか?」

「できればね。どこから私達が勝負しようとしてる事に気づかれるかわからないもの」

「……綱吉は直感が鋭いからな」

 

 俺達と櫛田の勝負を綱吉に知られるわけにはいかない。

 俺達の退学を賭けた勝負なんて綱吉が放っておくわけないからな。

 

 しばらく考えていると、堀北が何か案を思いついたようだ。

 

「……そうね。一之瀬さんを頼りましょうか」

「一之瀬? どうしてだ?」

「生徒会の仕事があるのでしょう? それなら、何か仕事が残ってたとか言って連れ出してもらえると思うのよ」

「……なるほどな」

 

 確かに生徒会の仕事なら、話し合いよりもそっちを優先するだろうな。

 

「……しかし、一之瀬と連絡を取れるのか?」

「この前連絡先を交換したわ。早速連絡してみる」

「……行動早いな」

「思いついたら即行動、よ」

 

 堀北は学生証端末操作し、一之瀬に電話をかけ始めた。

 

 ??プルルルル。ガチャ。

 

『もしもし?』

「もしもし、堀北です。今は電話大丈夫?」

『堀北さん。うん、大丈夫だよ〜』

「あの、一つお願いしたい事があるのだけれど、いいかしら?」

『お願い? 何かな?』

「……その。明日の20時頃に、綱吉君をどこかに連れ出して欲しいのよ」

『……綱吉君を連れ出す?』 

「ええ。明日は午後に生徒会の仕事があるのよね? その時の仕事に漏れがあったとでも言ってもらえないかしら」

『……ん〜。どうしてそんな事をするのかな?』

「……その時間、綱吉君を私から引き離して欲しくて」

『……何か訳ありみたいだね』

「まぁ、その……そうね」

『……ねぇ。今どこにいる?』

「今? パレットにいるけど」

『じゃあ私が合流するね』

「え?」

『対面で、詳しい話を聞かせて? じゃないとお願いは受けられないよ』

「……わかったわ」

『ありがとう、5分くらいで行けるから』

 

 ??ピッ。

 

「……今から一之瀬さんがここに来るわ」

「は? どうしてだ?」

「対面で詳しい話を聞きたいそうよ」

「……そうか」


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