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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
ペーパーシャッフルC 〜大空に集いし新たな仲間〜
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「へぇ、ツナもトレーニングしてんのか?」

「私の知る限り、入学した時からずっとしてるわね」

「……へぇ〜堀北さんも知ってるんだね♪」

「……ええ」

 

 櫛田が笑顔で堀北に突っかかる。 

 

「こんな時間からトレーニングすんのかよ〜」

「あいつの体力どうなってんの?」

「あはは、でも体育祭の時の沢田君を考えれば、人の何倍も努力してて当然だと思うな」

 

 池・山内・平田も会話に加わって来た。

 

「……本当、尊敬して止まないわ。綱吉君の努力には」

「うふふ♪ 努力してる男の子ってかっこいいよねぇ?」

「……うん、本当にカッコいいわ」

『うん……』

『……』

 

 女子陣がツナの事をカッコいいと言い合う姿を見て、平田を除く男子は険しい顔になる。

 

 そして、須藤・池・山内の3バカが鞄を掴み歩き始める。

 それも出口じゃなく、ツナが入って行ったトイレの方向へ。

 

「? 3人ともトイレかい?」

「……バカを言うな平田」

「着替えに決まってんだろ?」

「そうだぜ。体育服に着替えんだよ」

「え? 何でだい?」

 

 平田が首を傾げていると、3人は足を止めて、とてもいい顔で振り返った。

 

「……俺達も」

「……やるんだよ」

「……トレーニングを、な?」

 

 そう言って、3人はトイレへと駆け込んだ。

 

『……』

 

 誰からともなく3人が入ったトイレに近づいてみると、中から声が響いてくる。

 

「え? どうしたの3人共」

「俺達もツナのトレーニングに混ぜてくれ!」

「頼む沢田!」

「俺もカッコいいって桔梗ちゃんに言われてぇんだ!」

「え? で、でも。俺のトレーニングすごくキツいよ?」

「それでもかまわねぇ!」

「どんなトレーニングだってやるぜ!?」

「そうさ! 俺だってカッコいい男だと証明してやるんだ!」

「……ま、まぁいいけど」

『よっしゃあ!』

 

 声が丸聞こえの中、残された女子達は冷めた顔になっていた。

 

「うわぁ……何あれ」

「トレーニングすればカッコいいとでも?」

「うふふ♪ 単純だなぁ?」

「……はぁ。あなた達には、その時間を自習に使って欲しいのだけれど」

 

 女子達がそうぼやく中、平田もトイレに向かって歩き出してしまう。

 

「あれ? 洋介君も行くの?」

「うん。沢田君のしてるトレーニングには興味があるからね」

 

 そして、平田もトイレに入っ
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