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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
ペーパーシャッフルB 〜迫り来る嵐の予感〜
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「……でもどうして直接? 夜の部に参加してくれれば俺が見る事になってるよ?」

「そ、それはその……」

 

 佐倉さんがまたモジモジし始める。そしてみーちゃんが佐倉さんの背中を優しくさすってあげている。

 

「佐倉さん、自分の口で言った方がいいよ」

「う、うん……あ、あのね?」

「うん?」

 

 辿々しいけど、佐倉さんはゆっくりと自分の言葉で説明を始める。

 

「わ、私、大人数の中で勉強するのが、あ、あんまり得意じゃなくて……それで、さ、沢田君が少人数の勉強会を開くって話を聞いたから、わ、私もその中に入れて欲しいなって」

「ああ〜、そう言う事ね。うん、もちろん構わないよ」

「! ほ、本当!? ありがとう沢田君!」

「……ふふ、よかったね佐倉さん」

「は、はい! ありがとうございました!」

 

 喜んでいる佐倉さんと、優しい微笑みで佐倉さんに寄り添うみーちゃん。確かこの2人もペアだったな。仲も良さそうだし、佐倉さん的にもいいペアが組めてよかったな。

 

 

 

 ?? 放課後 ??

 

 

 そして放課後になり、俺は勉強会のメンバーと共にパレットに向かっていた。

 

 結局勉強会のメンバーは、俺・幸村君・三宅君・長谷部さん・佐倉さん・綾小路君となった。

 

 ……ん? なんで綾小路君? 堀北さんと一緒に夕方の部に参加するんじゃなかったっけ?

 

 最初から決まっていたかのように何の違和感もなく一緒に歩いているから、気になって俺は聞いてみる事にした。

 

「綾小路君、夕方の部の方はいいの?」

「……ああ、堀北に沢田を手伝えと言われてな。こっちがある時はこっちに顔出せとのことだ」

「あ、そうなんだね。じゃあちょうど生徒3人に指導役3人になるね」

「ああ。……だが、俺はそこまで指導は出来ないと思ってくれ。勉強はそこそこしか出来んからな」

「う、うん……」

 

 英才教育を受けてきたって言ってたのに何を言うか……と思ったけど、綾小路君は自分の生い立ちを誰にも話したくないみたいだし、そこは相棒として考慮してあげないとだよね。

 

 そして、俺達はパレットへと入店した。

 

 ?? カフェ・パレット ??

 

「……と、いうわけで。この6人で勉強会だ」

 

 席について飲み物を注文すると、幸村君が口を開いた。

 

「よろしくな」

「よ、よろしくお願いします」

「よろしく〜」

「ああ」

「よろしくね!」

「……よろしく頼む」

「……」

 

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