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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
ペーパーシャッフルB 〜迫り来る嵐の予感〜
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よう。

 

「あ、じゃあ夕方でよければ俺が勉強手伝うよ。俺の担当は夜の部だし!」

「……やってくれるなら助かるけど、綱吉君の負担が増えるけど大丈夫?」

 

 鈴音さんが俺を心配してそう聞いてきたが、特に問題はないと思う。

 

 それに、鈴音さん・平田君にはCクラスにだす試験問題の作成も担当してもらう事になっているし、桔梗ちゃんは夜の部も参加してくれるみたいだから俺も何かしたいって思いもある。

 

「うん。俺は夜の部の指導役だけだし、それぐらいはさせてほしいんだ」

「そう……じゃあお願いするわ。三宅君達もそれでいいかしら?」

 

 鈴音さんが確認を取ると、2人は頷いてくれた。

 

「ああ、すまんな沢田。よろしく頼む」

「よろしくね〜。あ、なるだけ少人数希望で〜」

「うん。こちらこそよろしく」

 

 こうして、俺は夜の部とは別に少人数の勉強会も担当する事になったのだった。

 

 

 

 ?? 勉強会1日目。昼休み ??

 

 

 翌日の昼休み、平田君と幸村君が声をかけてきた。

 

「……え? 幸村君も指導役を?」

「うん。三宅君達の勉強会に参加してもらおうと思ってるんだ。人数が増える可能性や、他にも少人数の勉強会を開かないといけない事も考慮して、指導役も2人いた方がいいと思ってね」

 

 平田君からそう言われ、俺が幸村君の顔を見ると幸村君が口を開いた。

 

「俺から志願したんだ。体育祭ではあまりクラスの役に立てなかったから、勉強に関してはクラスの役に立ちたいからな」

「……幸村君」

 

 幸村君は運動が苦手だから、体育祭での成績に引目を感じているのだろうか。

 

 俺としては全く気にしなくていいんだけど、本人がやる気になってくれているなら断る必要も理由もないよね。

 

「わかった。じゃあ2人で頑張ろう!」

「ああ、よろしく頼む」

 

 そして平田君達と別れた後、飲み物を買いに行こうと廊下に設置された自販機に向かおうとすると、今度はみーちゃんと佐倉さんに声をかけられた。

 

「あ、ツナ君!」

「? みーちゃん、それと佐倉さん。どうかしたの?」

「……」

 

 佐倉さんは何かを言いたそうにしながら、もじもじしている。そんな佐倉さんに代わり、みーちゃんが話を切り出した。

 

「あのね、ツナ君に佐倉さんの勉強を見てあげて欲しいの」

「え? ……ああ、全然構わないよ」

「! ほ、本当!?」

 

 俺が構わないと返すと、佐倉さんはいきなり口を開いた。


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