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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
ペーパーシャッフルB 〜迫り来る嵐の予感〜
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0点未満を目指す事になるな。

 

 その時、俺と同じくハイミドルスコアの三宅君が質問をするべく挙手した。

 

「三宅君、何かしら?」

「ハイミドルスコアの50点から70点未満を目指す……っていうのは難しすぎないか? 必ず50点を超えつつ、70点をオーバーしたらだめなんだろう?」

「その心配はいらないと思うわ。これも平田君が先輩に聞いてくれたんだけれど、小テストは誰でも解けるような簡単な問題が出題されるそうだから」

「! そうか、なら点数配分もしやすそうだな」

「ええ。私もハイミドルスコアのメンバーなら点数配分も容易だと考えているわ」

 

 この説明で三宅君も納得したらしく、他に反対意見も出なかったのでクラスの方針はこれで決定になった。

 

「……じゃあ続いて、本番のペーパーシャッフルに向けての対策について話し合いましょう。今回も中間テスト同様勉強会を開こうと思っているわ」

「僕と堀北さんで夕方と夜の2部に分けて行おうと思ってる。僕はサッカー部の練習があるから基本的に夜の部に入る事になるね。それと同じで部活をやってる人でも夜の部の方なら参加できると思う。もちろんどちらも参加しても構わない。あと、サポート役として沢田君と櫛田さんにも講師役として入ってもらうことになっているよ」

 

 平田君から講師役を頼まれた時、俺は二つ返事で引き受けた。

 

 鈴音さんからもサポートをしてほしいと言われていたし、特別課題の事もあって講師役くらいしか今回はクラスの役に立てないからね。

 

「平田君が夜なら夜の部に出ようかな〜」

「あ、でも沢田君の方に出たいかも?」

 

 クラスメイト達は小声でどの部に出るかを話し合い出した。

 

「どの部に出るかはペアが決まった後に集計を取るわ。勿論出なくても大丈夫な人は不参加でも構わない。とりあえず、クラスとしてのこの方針に反対の人はいる?」

 

 鈴音さんのその問いかけで、クラスメイト達は静かになる、そして、反対の意見を述べる者はいなかった。

 

「……反対意見はないみたいだね」

「ええ。ではDクラスの方針はこれで決定としましょう」

「皆。体育祭の時のように、力を合わせてペーパーシャッフルを乗り切ろう!」

『お〜!』

 

 平田君の言葉にクラスメイト達が声を上げて同調する。

 鈴音さんも何だか嬉しそうに見えるな。

 

(体育祭でDクラスの結束は強くなった。今回はその結束で特別試験をクリアするんだ)

 

 俺も鈴音さんや平田君、そして綾小路君を信じて任せよう。

 

 リボーンに俺が仲間の事を信じている事を証明
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