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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
ペーパーシャッフルA 〜雲達の宴〜
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なれるって気づいたの!  

 

 勉強を見てやって! 手伝ってあげて! 慰めてあげて!

 

 ……そのお陰で私は人気者になれた。

 

 男の子にも女の子にも好かれた1番の人気者にねっ♪

 

 その時に、頼りにされたり信頼されることの快感を覚えたの。

 

 あぁ〜、気持ちよかったなぁ〜♪

 

 

 ……でもね? やりたくもないことをやり続けるっていうのは、すごい苦痛を伴うんだよ。

 

 毎日ハゲちゃうんじゃないかってくらいストレスを溜め込んでた。

 

 自分の髪の毛を毟ったり、洗面台で吐いたりしたこともある。

 

 だけど……人気を維持するためには、皆の好きな櫛田桔梗で居続けないといけない。

 

 私は耐えて、耐えて耐えて……耐え続けた。

 

 だけど、結局心は限界を迎えた。溜め込み続けることは不可能だったんだよ。  

 

 ほら、さっきも言ったけど、私は雲のような人間だからさ。

 

 雷雲や雨雲がずっと雨や雷をため込んでいられないように、私も限界を超えちゃったんだ。

 

 そんな時に見つけたの。私のストレスを吐き出させてくれる場所をね。

 

 どこかって?……インターネット上のブログだよ。

 

 誰にも言えないため込んだストレスを全部吐き出せるのは、そこしかなかった。

 

 全て匿名で書き込んでいるけど、ありのままの事実を書き綴り続けた。

 

 そしたらね、スッと溜飲が下がって行ったんだ。

 

 ……だけどある日、私の人気者生活はいきなり終わりを迎えたの。

 

 私が書いていたブログをクラスメイトが偶然見つけてしまってさ。

 幾ら名前を伏せてても、書いてる内容が事実だから気づかれても無理ないよね。

 

 翌日にはクラスメイト全員にブログの内容が拡散されていて、全員が私を責め立てたよ。

 

 今まで散々私に助けられてきたのに、全部手のひら返しして。

 

 ……皆、身勝手だよね。

 

 私のことを好きだと言ってた男の子に肩を突き飛ばされたし、彼氏に振られた時に慰めてあげた子は私の机を蹴り飛ばして来た。

 

 まぁ男の子は気持ち悪いから死んでほしいと思ってたし? 

 告白に失敗した女子なんて、顔を見れば失敗した理由は一目瞭然だったけどw

 

 とにかく私は身の危険を感じた。30人以上いるクラスメイトが全部敵に回っちゃったからね。

 

 ??だから私、武器≠使ったの。

 

 当時のクラス内では、私は皆の人気者だった
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