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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
ペーパーシャッフルA 〜雲達の宴〜
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だね!」

「そういうことね」

 

 櫛田はニコニコしながら堀北の発言に頷いている。全く見事な演技力だな。

 

「だから、私達が取るべき対策は1つ。確実に成績の良い者と悪い者とで組ませることよ」

「でも、その方法はあるのかい?」

「ええ。まずはDクラスを成績順にハイスコア・ミドルハイスコア・ミドルロースコア・ロースコアの4つのブロックに分ける。そして、ロースコアの生徒にはテストを白紙で出してもらい、ハイスコアには80点以上を目指してもらうわ」

「そっか! それならロースコアの人は確実にハイスコアの人と組めるんだ!」

 

 堀北の提案に軽井沢が目を輝かせる。堀北は自分の作戦に自信もあるようだし、今は俺のサポートもいらなさそうだ。

 

「ミドルの2ブロックはどうするんだい?」

「そちらも確実にミドル同士で組めるように、ミドルローには答えの分かる問題を1問だけ解いてもらい、ミドルハイには答えの分かる問題だけを 50点を超える程度に解いてもらいましょう」

「うん。それなら事故も減らせそうだね」

 

 つまり、ハイスコアとロースコアをペアを組ませ、ミドルはミドル同士で確実にペアになれるように回答を調整するという事だな。

 

「これが小テストに対しての私の作戦よ。何か反論はある?」

 

 堀北がそう聞くも、誰も反論する者はいない。

 もちろん俺もだ。小テストに対してはこの作戦で問題ない。

 

「では、次に対戦を希望する相手を選びましょうか。最初に言わせてもらうけど、私の答えはCクラス一択よ」

「理由は?」

 

 平田が堀北がCクラスを選ぶ理由を聞くと、堀北は簡潔に答える。

 

「簡単な話よ。総合的な学力の問題で、今のDクラスではAクラスとBクラスに学力で劣っているから。でもCクラスならそこまでの開きは無いと思うわ」

 

 今までのテストによるポイント変動率を踏まえると、確かに学力的にはCとDは大差ないだろうな。

 

 そして、堀北の考えを聞いて平田達は納得したようだ。

 

「賛成だよ堀北さん」

「まぁ、AとB相手に学力勝負なんて無謀よね」

「うんっ! 私も賛成だよっ♪」

「俺もやるならCクラス一択だと思ってたぜ!」

 

 堀北と同じ考えだとアピールするチャンスだと思ったのか、須藤は堀北にアピールするように自分の意見を高らかに宣言した。

 

「……綾小路君は?」

「……俺も文句はない」

「そう。じゃあ、希望する対戦相手はCクラスという事でいいかしら」

「うん」

「ええ」

「は〜いっ♪」

「……ああ
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