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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
夏休み最終日、episode of pool.
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? 自販機から戻ってくると ??

 

 広場に戻ると、軽井沢さんがキョロキョロしているのが見えた。

 俺を探しているのだろう。

 

「あ、ごめん軽井沢さん! 待たせちゃったね!」

「! 沢田君。どこに行ってたのよ」

「ごめんね。外は暑いから飲み物を準備しておこうと思って」

 

 そう言って、買っておいたお茶のペットボトルを手渡した。

 受け取った軽井沢さんは、すごくびっくりしている様に見える。

 

「あっ、ありがとう」

「ううん。じゃあベンチに座って話そうか」

「……ええ」

 

 軽井沢さんと共にベンチに座る。

 

 小休止で俺がペットボトルの蓋を開けてお茶を飲むと、軽井沢さんもお茶を飲もうとしてペットボトルの蓋を開けようとする……が、なぜか開かないようだ。

 

「ん〜、あれ? このペットボトルはずれのやつ?」

 

 はずれ? 開けにくいって事で合ってる?

 

「ちょっと貸して?」

「え? うん」

 

 軽井沢さんからペットボトルを受け取り、力を込めて蓋を回すと開ける事ができた。

 結構硬かったから、女の子だと開けるのが難しかったんだろう。

 

「はい。開いたよ」

「あ、ありがとう」

 

 ペットボトルを受け取り、お茶を飲んだ軽井沢さん。

 ふぅ、と息を吐くと、本題に入り始めた。

 

「あのね、沢田君」

「うん?」

「返事をしなかった理由なんだけど、先に話しておきたい事があったからなの」

「話しておきたい事?」

「私が昔虐められてたのは、バカンス中に話したわよね」

「うん。聞いたよ」

「その時には言ってなかったんだけど。私、お腹に大きめの刃物の刺し傷があるの」

「えっ!?」

「中学の時にいじめっ子に刺されたんだ。随分深く刺されたから今でも痕が消えないのよ」

 

 そう言うと、軽井沢さんは着ているTシャツを少しだけ捲り、お腹の傷跡をみせてくれた。

 

「! ……そ、そう言う事かぁ」

「……ええ」

 

(そういえば、軽井沢さんはプールの授業は全部見学してたよな)

 

 水着に着替えるとなれば、クラスメイトの女子に肌を晒す事になる。そうなるとお腹の傷跡を見られてしまう可能性も高いわけで……

 

 俺は、自分が軽井沢さんに対して最低な事をしてしまった事にようやく気づいた。

 

「ごめん! 本当にごめん! 軽井沢さんに嫌な思いをさせてしまった!」

「いいのよ。沢田君は知らなかったんだし」

「で、でも」

「いいの! 
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