暁 〜小説投稿サイト〜
ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
夏休み最終日、episode of pool.
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しいにゃあ♪」

「疲れた時は甘いものだよねぇ♪」

「男は黙ってデカチョコバー!」

「俺はホソホソ君一択よ!」

 

 皆美味しそうにアイスを食べている。

 

 そんな中、綾小路君は特に美味しそうに食べている事に気がついた。

 

「こ、これは……おいしいな……」

(まるで初めてアイスを食べたみたいな反応だな。それくらいアイスが大好きなのかも)

 

 あんまり自分の事を話さない、綾小路君の貴重な情報だ。これは覚えておく事にしよう。

 

 そんな事を考えていると、佐倉さんが話しかけてきた。

 手には俺と同じソーダ味のアイスキャンディーを持っている。

 

「あ、あの沢田君」

「うん」

「き、今日は誘ってくれてありがとう」

「ううん。楽しかった?」

「うん。と、とっても楽しかった。Bクラスの子とも少し仲良くなれたし」

「そっか! 良かったね!」

 

 そういえば、結構佐倉さんとBクラスの女子が話している場面があったなぁ。アットホームなBクラスの女子だから、佐倉さんも接しやすかったのかもね。

 

 

「そ、それでなんだけど……」

 

 そう言って、佐倉さんはカバンからデジカメを取り出した。

 

「ま、また……ツーショットを、撮ってくれないかな」

「うん、いいよ」

「ほ、本当!?」

「うん。思い出だしね」

「うん! ありがとう!」

 

 佐倉さんは嬉しそうに片手でカメラを持ち、俺に近づいてきた。

 

 どうやら今回は自撮りするらしい。液晶部分を自撮り用に外側に開けるタイプのようだ。

 今回はアイス食べた記念なので、アイスを見せびらかしながら写真を撮る。

 

 ??カシャ!

 

 シャッターを切ると、佐倉さんは嬉しそうにデジカメを抱きしめた。

 

「あ、ありがとう!」

「ううん。あ、またその写真は送ってくれる?」

「もちろんだよ!」

 

 佐倉さんがデジカメを大事そうに仕舞おうとすると、桔梗ちゃんが声を張り上げた。

 

「あ〜! 2人だけずるいよ! 皆で写真撮ろうよぉ♪」

「え? デジカメあるの? じゃあ皆で撮ろうよ♪」

 

 桔梗ちゃんに続き、一ノ瀬さんも賛同した事で、全員が記念撮影モードに入ったらしい。(堀北さんと綾小路君は除く)

 

 佐倉さんはカバンに入れかけのデジカメを取り出した。

 

「佐倉さん、また使わせてもらっていいの?」

「うん、記念だもんね。それにツーショットは撮れたし」

「え?」

「あ! 
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