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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
夏休み最後の5日間SS、そのA
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ントだし、お人好しの沢田は断ったりはしねぇだろうしな!

 

 

 ?? ツナside ??

 

 ……。

 

 よくあんなにスラスラと嘘が出てくるなぁ。

 

 小狼君に協力して自分もジョーコに入れてもらおうとしてる事も、まだ俺を殺す事を諦めていない事にも気づいてるんだけどなぁ。

 

 まぁ、山内君の動向を知っとく為にも彼との交友は続けようと思っていたから、あっちから接近してくれた事は大歓迎なんだけど。

 

 友達を続けていく内に、もしかしたら心変わりをしてくれるかもしれないしね。

 

「沢田! 仲直りの印に頼みたい事があるんだ!」

「え? 頼みたい事?」

 

(仲直りの印に頼みたい事ってなんだ?)

 

「実はな……」

「うん」

 

 えらく勿体つける山内君。

 

 数秒後、意を決したのか、なぜか少し顔を赤くして話始めた。

 

「俺の告白を、手伝ってくれぇ!」

「……はい?」

 

 何かと思ったら、告白の手伝い?

 それ、仲直りの印に頼む事じゃなくない?

 

「……本気?」

「超本気!」

 

 俺を見る山内君の目は爛々と輝いている。

 

 どうやら本気らしい。

 ここは今後の為にも協力した方がいいかもしれないぞ。

 

「……わかった。でも、誰に告白するの?」

「佐倉だ!」

「え!」

 

 意外な答えが飛び出した。山内君は桔梗ちゃんを狙っていると思ってたんだけどな。

 

「桔梗ちゃんかと思ってたよ」

「櫛田ちゃんはハードルが高すぎるから諦めた!」

「そ、そっか」

 

 桔梗ちゃんの事は、なんとも悲しい理由で諦めていたらしい。

 

 でも、山内君と佐倉さんって接点あったっけ?

 

「いつから佐倉さんを?」

「バカンスに行ってからだな! 無人島試験の時に一緒に行動する事があってさ、その時にピンッと来たわけよ!」

「ピンと来た?」

「おう! 『こいつ、俺の事いいなって思ってるんじゃねぇ?』……ってな!」

 

 一目惚れ……ってわけでもないのか?

 

 というか、山内君は本当に佐倉さんを好きなのか?

 今の言い方だと、山内君の妄想による暴走だと思ってしまう。

 

「……で、佐倉さんと付き合いたいの?」

「? 好きなんだから当然だろ? それでよ、俺は二学期から薔薇色の高校生活を送るのさ!」

 

 好きという気持ちはあるらしい。

 

 適当に佐倉さんを選んでいる
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