夏休み最後の5日間SS、そのA
[8/18]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
うし、もう踏んだり蹴ったりだよ!
なんとか小狼様に切られる事は防げたが、俺の信頼は地に落ちたと言っていいだろう。
だから、まずは小狼様の信頼回復が第一なわけだ。
その為には……次に狙う時の為に、沢田との関係を修復しておくのが一番だろう!
沢田は仲間とか友達に甘ぇし、助けを求めるフリをしとけば簡単に許してくれると思うしな。
と、言うわけで、夏休み終盤のとある夕方に、俺は沢田を校舎裏に呼び出したんだ!
?? 校舎裏 ??
校舎裏に来てくれとメールをしてから5分後。
沢田が現れた。
「……沢田、来てくれたんだな」
「うん、山内君と話もしたかったしね」
「そうか……」
見た感じ、沢田に怒っている様子はない。
きっと、俺も家族を人質に取られていて、無理やり小狼様の奴隷をさせられてるとでも思ってるんだろうぜ。
(よし、なら作戦成功間違いなし! 見てろよ? 俺のアカデ○ー賞モノの演技を!)
まず、俺は沢田の前で跪き、大声で謝りながら土下座する。
「すまなかったぁ! 沢田、本当に悪かったぁ〜!」
大声だったからか、沢田は周囲を気にしてアタフタする。
「や、山内君、土下座なんて止めてよ!」
「いや、俺の気がすまねぇ。許してくれ沢田、この通りだぁ〜!」
「山内君、いいから止めて?」
「本当は嫌だったんダァ! でも家族を人質に取られてて、仕方なくて……本当に申し訳なかったぁ〜!」
沢田が何を言っても、怒涛の勢いで謝罪をしまくる。これ、ポイントな?
その効果は抜群な様で、沢田は可哀想な人を見る目で俺を見ていた。
俺、俳優の才能があるみたいだわ笑
「……わかったよ山内君。君を信じるよ」
「! ほ、本当か?」
「うん。君が望むなら、君の事もジョーコから守るよ」
「! 助かる! 本当にサンキューな!」
やったぜ!
もし何かあっても、小狼様やジョーコから沢田が守ってくれるってよ!
最悪、沢田に取り入ってボンゴレに入れてもらうのもアリじゃね?
(……まぁ第一目標はジョーコに入る事だから、それは最終手段だな)
よし、これで本日のイベントの一つは達成だ!
後はメインイベントを残すのみ……
予定通り、沢田にも本日のメインイベントの手伝いをしてもらうぜ?
友達との恋バナとか、仲良くなる絶好のイベ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ