夏休み最後の5日間SS、そのA
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はいけない事を言ってしまったのだろうか?
「ううう……なんかごめんなさい」
「……ふ、ふん! 二度とあんな事は口にしない事ね!」
「……はいぃ」
??ピロン。
痛みに耐えていると、学生証端末からメール受信音が鳴り響いた。
『?』
水筒に嵌っていない方の手で学生証端末を操作し、メールを確認する。
TO 沢田綱吉
敷地内の断水が治りました。
以降は自由に水道を使用可能です。
また、コンビニの利用も許可します
from 高度育成高等学校
「……」
「……」
メールを確認した俺達は無言で目を合わせた。
「あはは、断水治ったみたいだねぇ〜」
「……はぁ、沢田君、手を貸しなさい」
「え?」
ため息を吐いた堀北さんは、俺の水筒に嵌った手を掴んで、水道の蛇口を捻った。
連絡通りに水はきちんと出ている。
「洗剤を入れるわよ」
「う、うん。ありがとう」
「……」
今度は堀北さんが俺の手を抜く手伝いをしてくれるらしい。
数分後、俺の手は水筒から抜け出す事ができた。
「ご、ごめんね? 迷惑かけちゃって」
「……いいのよ」
手拭きタオルで濡れた手を拭きながら、堀北さんは俺に視線を向ける事なくそう言った。
怒っているのかと思ったが、その後に俺の方に振り返った堀北さんは、優しい微笑みを浮かべていた。
「……だって、私達はパートナーでしょ?」
「え? うん」
「だったら、助け合って当然じゃない」
「!」
さっき俺の言ったものと同じようなセリフを言い返されてしまった。
……そして、なんだかそれが嬉しいと思ったんだ。
「うん! そうだね!」
その後、少し世間話をしてから堀北さんの部屋を出た。
(堀北さんとの距離が縮まったみたいで良かったなぁ。 よおし! 二学期からも一緒に頑張ろうね、堀北さん!)
SSD 男、山内! 告白大作戦!
?? 山内side ??
俺の名前は山内春樹。
ジョーコファミリー2代目ボス候補、小狼様直属の配下だ。
バカンスでは散々な目にあった。沢田を殺したと思ってたのに、なぜか生きているし、王ちゃんが優待者だって嘘つきやがったせいで小狼様のPPが減っちま
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