船上試験終了後、区切りと決意。
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「う、うん……」
「ありがとう! もっと良い記念写真が撮れるよ!」
佐倉さんの好意に甘えて、三脚に佐倉さんのカメラを取り付けてタイマー機能をオンにする。
「よし、準備オーケー! 皆、写真撮るから集まってくれる?」
『は〜い』
俺の号令で、全員が集まって2列に並んでいく。
「おいアルロ! センターは10代目のもんだ!」
「あたしもセンターがいいよぉ〜」
「ダメだ! ビアンカの隣にいけ!」
「ええ〜」
「アルロ、大人しくこっちに来なさい」
「この学校は集合写真とか撮んないから、記念になりそうだね♪」
「……そうだな」
「よし! これでへアセット完了だぜ!」
「わ〜、お疲れ様〜寛治君♪」
「さっきと同じじゃねーかよ!」
「……うるさい」
「平田君、私は沢田君の隣に行きたいんだけど」
「え? 軽井沢さん?」
ワイワイガヤガヤしながらも皆が列を作り終えたのを確認し、ボタンを押す。
「……よし!」
「10代目、ここどうぞ! センターっす!」
「あはは、ありがとう」
獄寺君が空けておいてくれたセンターに入り込み、シャッターが切られるまで待つ。
「あと10秒! じゃあ前列は屈むか」
このままでは後列の顔が見えないので、俺含む前列は屈み込んだ。
「5、4、3、2、1。はい、チーズ!」
??カシャッ!
シャッター音と共に、仲間や友達との思い出が記録される。
そこに写された人達は、俺にとって大切な存在だ。
入学してから4ヶ月ちょっと。思えば色々な事があったけど、一緒に笑い合える友達や助け合えるパートナーがこんなにも出来た。
高校生活はまだまだ続くし、このまま頑張ればもっと仲間やと友達を増やしていけると思う。
そして俺は、友達や仲間の力を借りて、リボーンからの課題と目標を達成してみせるんだ。
もしその過程で皆に危険が及びそうになっても、皆の事は俺が守ってみせる。
俺にとって一番なのは、大切な人達が笑って過ごせる事だから。
?? その後、佐倉side ??
沢田君、無人島でした約束を覚えていてくれたみたい。
一緒に写真に写るっていう約束を。
(本当はツーショットが良かったけど、これはこれでいいかな。友達がほとんどいない私にはこんなに大人数で写真撮る事なんて滅多にないし)
私はいつも自撮りば
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