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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
船上試験、休養日。
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 具体的にはどうするんだ?」

「……迷惑をかけたり、助けたり。それが当たり前の関係になってあげるのが一番いいと思うんだ。絶対に軽井沢さんを守ると宣言した上でね」

「……仲間、ってことか?」

「うん。仲間なら助けあったり迷惑をかけ合うのは当たり前。だから、そんな関係になれる人がいれば軽井沢さんも考えを改めて行く事に繋がるんじゃないかって」

「……なるほどな」

 

 思ってたよりも、沢田は軽井沢の事を本気で救おうと考えている。利用するのではなく、仲間になる事で考え方の強制をしようとするとは……

 

(平田の言ってた正義のヒーロ。……それは沢田の事なのかもしれないな)

 

「と、言うわけで。明日の昼にでも軽井沢さんと真鍋さん達を呼び出そう」

「……わかった。平田に軽井沢を呼び出してもらおう。真鍋達は俺が呼び出す」

「わかった。……ん? なんで真鍋さんの連絡先を知ってるの?」

「……グループディスカッションで仲良くなったんだ」

「……ふ〜ん」

 

 苦しいごまかしをしたが、沢田は追求をしてはこなかった。

 それから、俺達は一緒に客室へと戻った。

 

 

 ?? 船上試験休養日、朝 ??

 ?? ツナside ??

 

 船上試験3日目。今日は完全休日でグループディスカッションはない。

 

 しかし、俺にとっては大事なイベントが2回もある忙しい日でもある。

 

 その内の1つのイベントの為、俺は朝早くから地下にある談話室へとやって来ていた。

 

 ?? 地下談話室 ??

 

 談話室にはテーブルを囲む様に3人掛けのソファーが4つ置かれている。

 

 俺はソファーに座って人を待っていた。

 

 ??ガチャ。

 

 数分後、談話室のドアが開かれる音がすると、廊下から8名の男女が現れる。

 

「10代目、おはようございます!」

「ツナ、おはようさん」

 

 獄寺君と山本を先頭に入室してきたのは、姉妹校の8人のエリート。Otto talenti のメンバーだった。

 

「みんなおはよう。朝早くからごめんね」

「いえいえ、ボスのお呼びとあらば」

「ふっ、私をお呼びとは、さすがはボス。みる目がおありだ」

「朝からレオナルドはきつい……」

 

 獄寺君・山本・クローム。そしてアルロ・ビアンカ・カルメン・ドナート・レオナルド。無人島ぶりに8人が勢揃いだ。

 

「今日集まってもらったのは、皆にお願いしたい事があるからなんだ」

「はいっ! 何でも言ってください!」

 


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