表マフィアランドにてA
[9/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ていると、リボーンが説明してくれた。
「ヴェルデが作った医療に特化した匣アニマルだ。使用する奴がいないってんで俺がもらっておいたのを2人に渡したんだ」
「ええっ、医療特化の匣兵器って、晴コテみたいなもん?」
「そうだな。その動物型だ」
「でもなんで、2人に渡したんだよ。戦闘に参加でもさせる気か!? そもそもなんで姉妹校に入学してるんだ!」
まだ京子ちゃんとハルが姉妹校に入学した事を認められない俺は、リボーンを問い詰めた。
「戦闘させるわけじゃない。あくまで医療用なんだからな。それに、2人にぴったりだから渡したんだ」
「はぁ? ぴったりってなんで! 2人ともマフィアには無関係だったんだぞ!」
「京子とハルに医療が向いてるからだぞ」
「……なんでそう思うんだよ!」
「それはな……」
リボーンは、2人が姉妹校に入学を決めた時の事を話始めた。
?? 去年の事 リボーンside ??
ある日、京子とはハルが俺にツナ達と離れたくないと相談して来たんだ。
「……お前達、分かってるのか? ツナと一緒の道に進むというのは、マフィアになるって事なんだぞ」
「分かってる。でも、私達はツナ君達と離れたくないんだ」
「そうです! 皆と離れるのは嫌なんです!」
「……危険な目に遭う事もあるぞ」
「分かってる。それでもツナ君達の助けになりたいの」
「ツナがどうしてお前達を遠ざけようとしているのか、分からないわけじゃないだろ?」
「もちろんです! でも、私達の人生は私達の物です! どう生きるかも私達の自由! ツナさんが何を言おうと、ツナさん達と一緒にいたいこの気持ちは……この愛の炎は! 何人たりとも消すことはできません!」
「うん! ハルちゃんの言う通り! それに、ツナ君の目指す正しいボンゴレの姿を私達も一緒に見たいの!」
2人の覚悟を聞き、俺は少し微笑んでしまっていた。
「分かった。なら、その覚悟の強さを見せてみろ」
そう言って、俺は医療用のリングを2人に渡した。
「……これ、未来で皆が使ってたリング?」
「そうだ。そのリングに炎を灯してみろ」
「はひっ!?」
「マフィアになる覚悟があんだろ? それの覚悟を炎に変えて灯してみろ」
「……わかった!」
「やってみせますとも!」
2人はリングを指にはめた。
「え〜と。覚悟を炎に変えるイメージだったっけ?」
「そうだ。やってみろ」
「分かりました! くらえ、ツナさんへの止めどないこの愛情を〜!
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ