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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
Dクラス、平穏が戻る?
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 ?? 2週間後 ??

 

 問題を同時解決してから2週間。

 特に問題もなく日々は過ぎていき、期末テストがやって来た。

 

 須藤君の事件後、クラスはなんとなく纏まりが出て来たのか、一丸となって頑張ろう的な空気に溢れていた。

 

 その影響か、今回は勉強会もスムーズに行われ、無事に全員が赤点を回避することに成功した。

 

 須藤君、池君、山内君は今回もギリギリだったが、確実に点数はアップしていると堀北さんが言ってくれた。

 

 期末テストも終わったので、明日の終業式が終われば夏休みなんだけど、夏休みにはバカンスに連れて行ってもらえると言う噂が1年生の間で出回っていた。

 

 テスト返却後のホームルームで、池君がその噂の真偽を茶柱先生に尋ねた。

 

「佐江ちゃん先生! 夏休みはバカンスに連れて行ってもらえるって本当なんですか?」

「ほお。耳が早いな池。その通りだ。1年生は明後日より、約2週間のバカンスに参加する事になっている」

「おおおっ! バカンスってどこに行くんですか!?」

「海外の南の島だ。そこで1週間過ごした後、次の1週間は豪華客船でクルージングの予定になっている。日本から島へ向かう日程も入れて、約2週間のバカンスだな」

『おおおおっ!』

 

 クラス中がバカンスに沸き立つ中、俺は少し考え込んでいた。

 

(この学校が、ただバカンスに連れて行ってくれるかなぁ。なんか急に試験を受けさせられたりしそうな気もするし、警戒は怠らないようにしよう!)

 

 そう心に決めた俺は……そこからは皆と一緒に2日後のバカンスに心を躍らせる事にしたのだった。

 

 

 ?? その頃、とある南の島にて ??

 

 とある南の島の海辺に、銀髪の少年が空を見上げて立っていた。

 

「……あ、あんなとこにいたぜ!」

「ふん、こんなとこでサボってたのか、コラ!」

 

 その少年の後ろから、黒髪の少年が肩に迷彩服を着た赤ん坊を乗っけて近寄っていった。

 

「……もうすぐ、だよな?」

「あ? なにがだ? コラ!」

「……高度育成高等学校の1年生が、この島に来るのがだよ」

「! なんだ、それが気になって授業に身が入ってなかったのか? コラ!」

「……すまん」

 

 赤ん坊が黒髪の少年の肩から降り、銀髪の少年の隣に立った。

 

「……はぁ、3日後にはこの島に接近するぞ。コラ!」

「! そうか! つ、ついにこの時が来たんだな!」

 

 拳を握りしめる銀髪の少年。

 その様子を
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