獣と龍と
[13/13]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
す。
緊急脱出装置が雑に起動され、ベイルアウト。
ドッゴーラのコクピットブロックの装甲が弾け飛び、そしてイジェクションポッドがまろびでた。
直後にはドッゴーラはボトムリムと一緒に猛火に包まれ、そして宇宙の黒に一点の華となって拓いて消える。
コントロールを失ったドッゴーラのビット達はそのまま月の重力に従って次々に落下。
完全にその脅威を失った。
ヤザンは勝った。
だが、相変わらずV2のコクピット内をレッドアラートが赤く照らし、そして不愉快な電子音が奏で続ける。
代償は支払う必要があった。
――ミシリ…
そういう嫌な音が、ヤザンのヘルメット越しに聞こえた。
次の瞬間、ヤザンのV2もまた、ドッゴーラのように炎に包まれていた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ