女獣達
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ヤザンはニヤッと口角を釣り上げる。
「そうかい。なら、そうさせてもらおう」
「っ!ケ、ケダモノ…!ん…!あ…あっ、あぁ…っ!」
粗暴な男に見えて、雌を壊さぬように丹念に解すのを忘れない。
先の戦闘での半・命令違反のペナルティで乱暴に抱くと言いはしたが、
やはり初めての女にはある程度気遣いはしてやった方が良い…という事らしい。
令嬢とはいえ自分で慰めてたり、幾度かは目の前の男に胸を揉まれたりもしたが、
こうまで本格的に愛されるのはカテジナにとって当然産まれて初めてだった。
ひたすらに翻弄される。
「ん…んぁ…っ…ふぅ、っ、あっ…」
この男の掌に転がされてると、この男ヤザンに悟られたくなくて声を抑える。
それを悟られれば、どうせこの男はまた勝ち誇って不敵に笑うに違いないと少女は思う。
いい気にさせたくなくて、漏れそうになる声も、
勝手に動きそうになる腰も足先も、動き出さぬよう筋肉を強ばらせた。
「あっ!」
しかし少女は簡単に女の声を上げさせられる。
未経験の少女にどうこうできるような体験ではなかった。
敏感な所を舌で嬲られ、思わず高い声が漏れてしまうのを止めようがない。
快楽の沼に墜ちつつある若い肉体は、カテジナの意思を裏切り始めている。
カテジナは目の前の景色が揺らぐのを感じる。
耳に届く色々な音、声も遠くになって不確かなのに、水音だけはやけにハッキリと届く。
ぴちゃぴちゃという音は、キスか、或いはもっと別の場所からか。
カテジナの背がしなり、女の曲線が艶かしく脈動した。
「やめっ、て…そこ…」
無遠慮に少女の秘密の場所を暴き立てる男の頭を、白い腕で抑える。
「っ!…ぅ、あっ!ああ!」
力を入れても無駄だった。
嫁入り前の令嬢が決して晒してはいけない奥まで見られてしまうし、
それどころか滑る何かがそこを這う。
圧倒的な雄が雌の股座に顔をうめて、雌がよがらされている。
「ばか!ばかばか!や、やめなさい!やめて!
っ!あ!あぁ…おねが、い、だから…あ…あ、ん…こんなの…ダメ…」
今までの人生経験では有り得ぬ羞恥にカテジナの理性は壊乱した。
いい気にさせたくない。
主導権を渡したくない。
確かにそう思っているはずだが、この男に翻弄され、支配されるのが酷く心地良い。
度を越えた恥がカテジナの肉体の奥底に熱を焚べる。
癖になりそうだ、とカテジナは一瞬思ってしまったのに更なる羞恥心と興奮を覚えた。
彼女の理性は男ヤザン
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