ジブラルタルで踊る獣達
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ヤザンがリガ・ミリティアにいる 作:さらさらへそヘアー
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ジブラルタルで踊る獣達
宇宙引越公社のヨーロッパ総局長マンデラ・スーンは、
南ア系の祖先の血が色濃く現出していてガタイも良い。
表情にも精気と自信が漲っていて見るからに頼り甲斐のある雰囲気を持つ男だった。
その男がベスパから届いた突然の降伏勧告に驚愕した。
だが、驚愕しつつもそこまで本気であるとは信じてはいなかった。
「ここは、宇宙世紀の始まりを告げたと言っても過言じゃないマスドライバーがある。
マスドライバーは今まで人類の数々の資産を宇宙に上げてきた遺産だ…。
それがあるここに、ザンスカールと言えども手が出せるものじゃないさ」
虚仮威しだ、と秘書や上級職員達に強気を見せていた。
だが、その通信を受け取った数十分後に、
ベスパの大部隊がジブラルタル方面に侵攻中という話が、
他都市に出向していた引越公社職員から電話で飛び込んで来たのだから焦った。
(ベスパは本気だというのか!?)
かつてジオンでさえ接収は控え、連邦からも半ば独立してNGOとして活動している公社だ。
それを武力に物を言わせて占有しようという魂胆は、
逆に恐ろしいとマンデラは思った。
「彼らには常識も話し合いも通じないというのか…?だからこうも暴挙にでる…」
公社の中立性を保つとかそういうポリシーも踏み躙られるかもしれぬと悟ったマンデラは、
ならば…と対抗手段を打つことを決める。
かつての伝手を大いに使って、
反ザンスカール活動に身を投じた
ハンゲルグ・エヴィンにコンタクトを取ることを決意するのだった。
あらゆる記憶とコネを総動員し短時間でハンゲルグの使者とコンタクトを取れたマンデラは、
宇宙引越公社の重要地区の総局長に昇り詰めただけあってやはり特別優秀であった。
結果、リガ・ミリティアは動いた。
いや、その迅速さから元々ベスパの動きを掴んでいて動くつもりだったのかもしれないが、
とにかくリガ・ミリティアの動きは素早かった。
マンデラからの懇願という錦の御旗も手にれたレジスタンスの動きは、
素早く、そして大掛かりであった。
人類の宝が今も尚生き続けているアーティ・ジブラルタルで、
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