プロローグ
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ャワーを浴びて、着替え終わるのを待っていてくれて、何人かの人が入って来て、着替え始めたら、彼女も一安心したのか
「もう 大丈夫ね 私 行くね そうだ あなたの試合見てたわよ 負けちゃったけど、惜しかったわね 天神中学でしょう? そういえば、さっきも すれ違った女の子って同じ制服のような気がしたんだけどなぁー」と、言いながらその人は去って行った。
表に出ると、彼氏なのか・・楽し気に、何も無かったかのように二人で笑いながら歩いていくのが見えた。私は、あんまり 良い気がしてなかった。確か、あの人は高校の部で準優勝だった人。そして、あの制服は音羽女学院の制服。
私は3年生で、中学最後の試合と思って大会に臨んでいたけど決勝で負けてしまった。優勝出来ると思っていたので、ショックでしばらく動く気がしなくて、後の試合を呆然と見ていて、引率の先生とかクラブの連中は先に帰っていたのだ。そして、しょぼしょぼと更衣室に向かっていたのだけど、あの連中に取り囲まれて・・・嫌々してたのだけど声も出せなくて、裏手にある暗い用具倉庫に無理やり連れ込まれたのだった。
帰る道すがら、私は、どうして私がこんな目にあわなきゃーなんないのよ 私がぼーっとして歩いていたから? さっさと、みんなと帰れば良かった 負けたのは、私が実力が無かったからよ ずーっと真面目にテニスばっかりで、仲の良い男の子こそいるけれど、浮ついた関係じゃぁ無く、いい仲間なんだよ あの時、もし、やられてたら・・・私のこの先の人生は、そのことをずっーと背負って生きていくはめになっていたんだろうか だったら、あの人に救われたのはラッキーだったのかしら・・
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