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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
もう一つの100年クエスト
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うんだい!!回すよ!!」
「カウンター!!」
「効くか!!」
「ひょええええ!!」

失礼な発言をしたソフィアを得意の魔法で回してみせるオーバ。しばらくして彼女が目を回して倒れたのを確認してから話し始める。

「あんたたちは引き受けた依頼をしっかり遂行してきな。それが魔導士ってもんだよ」
「シェリアさんとカグラさんは私たちが面倒見てるであります!!」
「オオーン!!心配すんなよ!!」
「キレんなよ」 
「ラウもこっちに残るよ!!」

オーバの後ろから蛇姫の鱗(ラミアスケイル)に再加入したサクラとトビー、ユウカも彼らを後押しする。それを受け、三人は顔を見合わせ頷いた。

「わかった」
「成功を伝えたらすぐに戻ってくる」
「カグラさんに変なことしないでね!!特にサクラ!!」
「私が何をすると思ってるんですか!?」

足早にギルドから飛び出す三人。彼らは依頼主がいると言うギルティナ大陸の錬金術師ギルド・黄金の梟(ゴールドオウル)へと向かったのだった。



















「これがアテナがイシュガルに渡った理由の一つか」

ギルドについた彼らを出迎えたのはマスターであるデュークだった。そんな彼はレオンたちが持ってきた宝玉を手に取りじっくりと観察している。

「ねぇ?あれ素手で触ってない?」
「大丈夫なのかな?」
「あいつの魔力じゃカス過ぎて吸収されないんじゃないか?」
「おい、聞こえてるぞ」

リオンの容赦のない言葉にしかめっ面をしていたデュークだったが、彼は咳払いすると彼らにあることを依頼した。

「もし可能ならでいい。実は手伝ってほしいことがあるんだ」
「手伝ってほしいこと?」
「えぇ?ソフィア早く帰ってカグラさんのおっぱい揉みたい」
「病人を労る心はなかったんだな」

帰ってから大変なことになりそうな予感がする二人はタメ息をついていたが、デュークはそれを気にすることなく話し始めた。

「恐らくこの魔水晶(ラクリマ)はアテナが人間になるために必要だと考えていたんだろう。だが、これだけじゃもしかしたら足りないかもしれん」
「それが追加の依頼か」
「あぁ。実は魔力を集めるためにある魔導士たちと戦わなければならなくてな」

ギルドに残してきた二人が心配な彼らは顔を見合わせどうするか考えていた。だが、乗り掛かった船を降りるのも気が引けると彼らはデュークの依頼を引き受けることにした。

















「まさかシリルたちが相手だったとはね」

自分たちの友人でもありもっとも厄介な相手である彼らを見たレオンはタメ息をつく。だが、三人は引くという選択肢は持ち合わせていなかった
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