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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第二十一話『揺らめく命』
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ーを地上へ帰した。
 「ダロム様、ライダーは俺達の話を聞き入れてくれるでしょうか。」
 怪人は心配になりダロムに質問する。
 「奴のことだ。最終的には協力関係を結ぶことになるだろう。奴は正義感に強い男だ。我々ゴルゴムが一番良く解っているはずではないか?」
 「それは…そうですね。」
 ダロムの言葉に怪人は納得した。

 「兄貴、それってダロムの罠なんじゃないのか?」
 「お義兄ちゃん、私もそう思うわ。」
 光太郎はキャピトラへ戻り、海での出来事を話すが、霞のジョーと杏子は罠ではないかと疑う。
 「でも、それだけ体が傷ついているのに、嘘なんてつくのかな?もし騙すのが目的なら、そのために体をボロボロにするのは割にあっていないんじゃない?」
 「確かに、罠にしては不自然な気もする。」
 それに対してひとみと茂は傷を負っていることに信頼を寄せる。
 「光太郎さん、議事堂には大量の怪人がいるのに、もし海の怪人が光太郎さんを裏切ってネオゴルゴムに味方したら、手がつけられなくならないかしら?」
 「それに、もし裏切らなくても、それだけの乱闘になれば、議員達の命だって危険に晒されてしまうわ。」
 克美と玲子は現実的なアドバイスを光太郎にする。
 (どうする、どうすればいいんだ…)
 仲間達の話を聞き、光太郎は悩む。
 (来てくれ、仮面ライダー!)
 応答室で首相は祈る。
 (待っているぞ、南光太郎。)
 洞窟内で、ダロム達も目を瞑りながら返事を待つ。果たして、光太郎はどのような決断をするのか。
 続く

 次回予告
 最後の大怪人、ソフィルの仕掛ける狡猾な罠。非道な計画に光太郎の怒りは頂点を迎える。『平和を賭けた激戦』ぶっちぎるぜ!
 
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