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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第二十一話『揺らめく命』
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して、俺をここに招いたんだ?」
バイオライダーは疑問を投げかける。
「最近になって、ネオゴルゴムを名乗る連中が好き放題していることを知った。奴等はゴムゴムの中でも問題児として危険視されていた連中だ。そいつらが好き放題しているのを、俺達は許せなかった!奴等がやっていることはゴルゴムの真似事なだけで、そこに理想や信念が宿っていない!だけど、今の俺達では奴等と戦うことなんてできない。指を咥えていることしかできないのかと思っていたとき、南光太郎がネオゴルゴムと戦っていると知った。そして、俺達は話し合ってある決断をした。」
怪人達はバイオライダーを見る。
「頼む、仮面ライダー!打倒ネオゴルゴムに、協力させてくれ!足手まといになることは解っている。それでも、俺達の信じたゴルゴムの名があんな奴等に滅茶苦茶にされるのを見ているだけじゃダメだって、ようやく気づいたんだ。」
怪人達は真剣な眼差しでバイオライダーを見つめる。その光景にバイオライダーが戸惑っていると、
「お前達、そんなことをすれば困惑するのは目に見えていただろう。」
バイオライダーにとって聞き覚えのある声が聞こえ、身構えていると、洞窟の奥からかつて激闘を繰り広げたゴルゴムの大怪人、ダロムがいた。
「ダロム、お前がどうしてここに!」
「以前、ショッカーによって歴史が書き換えられた事件があったはずだ。」
「歴史改変マシンのことか。」
ダロムの言葉を聞き、バイオライダーは事件のことを思い返す。
「本来、歴史は戻り、私の存在も本来の歴史通り消えるはずだった。しかし、何の悪戯か、私の存在は消えず、取り残されてしまった。海へ向かうと、かつて私が人間を滅ぼすために海を汚そうとしていたが、それと同じことを人間が行っていることを知り、私は嘆いた。結局、私がやろうとしていたことは、私が愚かだと見下していた人間と何も変わらなかったのだと。」
ダロムは思い返すように話す。
「海が心配になった私は直ぐに海の中へ向かった。大神官としての姿はすぐに維持できなくなり、大怪人の姿へと戻ってしまい、彷徨っている所を怪人達と合流し、ここで共に最後を迎えることに決めたのだ。南光太郎よ、我々と幾度となく拳を交えたお前なら、我等の想い、理解できるのではないか?」
ダロムの言葉に、バイオライダーは頷く。
「すまない。我等の我儘に付き合わせるようになってしまい。」
「だが、即答は出来ない。地上では、ソフィルが議事堂を占拠している。それをどうにかしないといけない。」
「ソフィルだと?それなら尚の事我等が行かなければ。その奪還作戦、同伴して構わないか?」
「…一度考えさせてくれ。仲間達と相談してから結論を出したい。」
「そうか。助力が必要ならすぐに呼ぶといい。」
ダロムはバイオライダ
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