共闘の虎
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るから気を使ったのかもしれないな。昔ルーシィのことを恋敵とか言ってたらしいし。
「いやいやナツさん。捕らわれた美少女はどうなるか知ってる?」
「??」
最初はルーシィとハッピーからかなと思っていたところ、スティングが何か思い付いたのか、ニヤリと笑みを浮かべて話し始める。
「ちょっと恥ずかしい目にあってるかもしれねぇ」
「!!」
ルーシィはスタイルもいいし顔もいい。どんな奴に捕まっているのかは知らないが、もしここにいる炭鉱ギルドの奴らのような男だとあり得そうなだけに口を挟むのが憚られる。
「いや・・・妾ならもっとこう・・・」
「ちょっと!!スティング様もミネルバ様も!!」
お嬢の想像力は群を抜いているからわずかに耳に入った情報だけでもヤバイと思う。以前シリルとレオンのイタズラでソフィアを泡吹かせたことを思い出すな。
「なんて想像力がエロいギルドなんだセイバーってのは!!」
「あ!!ナツさん!!」
その妄想が響いたのか、ナツは血相を変えて走り出す。
「俺はルーシィとハッピーを助けに行く!!ルーシィっぽいユキノとハッピーっぽいスティングついてこい!!」
「え?」
「ハッピーっぽくねぇよ!!」
文句を言いながらも尊敬している相手には逆らえないようで猛ダッシュしていく彼の後をついていく二人。取り残された俺たちは顔を見合わせていた。
「・・・とのるとエルザっぽい妾がエルザとジェラールのところへいこう」
「グレイっぽいグラシアンくんとシリル・・・っぽいローグくん、それからウェンディっぽい僕とシャルルっぽいフロッシュ、そしてセシリーっぽいキセキが一緒ということですね」
「空気読んだね、レクター」
「シャルルっぽいー」
さすがにストーカー発言はしなかったレクターに感謝を心の中で言いながらも、俺たちはお嬢に視線を向ける。
「気を付けろよ、お嬢」
「一人で大丈夫か?」
「なーに、一番楽なコースではないか。エルザとジェラールだそ?本当に助けが必要だろうか?」
そう言われて納得する。あの二人の力は並以上だし、お嬢も相当な実力者だ。それに納得した俺たちは早速それぞれの担当が捉えられている場所へと駆け足で向かっていった。
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