共闘の虎
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・一瞬・・・ギルドのみんなと一緒にいる感じがした」
「何ですと!?」
「ホント!?」
最初は呆れていたナツだったが、急に笑顔になってそんなことを言い出した。
「ミネルバはエルザに見えたし」
「わ・・・妾がエルザに!?」
嬉しさ半分恥ずかしさ半分といった表情のお嬢。次に彼はユキノの方へ視線を向ける。
「ユキノはルーシィだろ」
「私がルーシィ様に?」
「グラシアンはグレイっほかったし」
「え?マジ?」
照れるユキノと意外と思った俺。確かにキャラは少し似てるか?とか思ってみたり。
「レクターはウェンディで」
「え?」
「フロッシュはシャルル」
「フローシャルルになるー」
「キセキはセシリーだ」
「わぁ!!ホントに!?」
そう言われて照れているエクシードトリオ。続いてナツはローグに視線を向けると、彼は誰が振られるのか何となく察しが付いているようですでに顔が赤い。
「ローグはシリルーーー」
「よし」
「ーーーのストーカーだし」
「なっ!?ち・・・ちが・・・」
誰に似てるかという話だったはずなのにまさかの発言に大爆笑の俺とスティング。よく見るとお嬢もユキノも口元を抑え、懸命に笑いを堪えていた。
「で、俺がナツさんってわけか」
「お前はハッピーだ」
「なんでだよ!!」
どこからともなく着ぐるみを取り出しそれをスティングへと被せるナツ。そう言ったナツは満足そうな笑みを浮かべていた。
「そう思えばこのメンバーも悪くない。ハッピーみたいに《あい》って言ってみろよ」
「言うかー!!」
「魚食う?」
「あい・・・乗っちまったー!!」
そんな茶番劇を見せられている俺たちはタメ息をつく。今はそれどころじゃないことをこいつはわかっていないのだろうか?
「ふざけてる場合じゃないぞ。ナツもだ」
「全員の居場所がわかったならやることはーーー」
「みんななら大丈夫だ」
早速彼らの救出に向かおうとしたところ、余裕の表情を浮かべたナツがそう言う。これにはお嬢も突っ込まずにはいられない。
「宿ではあんなに取り乱していたのにどうした?」
「もちろんすぐに助けに行くけどな。よくよく考えたらみんな不意をつかれたって話だろ?俺の仲間を甘く見んなよ」
今捉えられているのはエルザとジェラールのペア、シリル、グレイ、ウェンディとシャルルにセシリーのチーム。そしてルーシィとハッピーのペアだがそう考えるとそこまで心配はないか。一組を除いて。
「問題はルーシィくんとハッピーくんですね、ハイ」
「おい!!あの二人を何だと思ってんだ!!」
シリルとウェンディのペアは崩せないにしてもグレイはルーシィと行動しててもよかったんじゃないのか?と思ったが、あの人にはジュビアがい
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