五本勝負!!
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そうだな」
片っ端から調べようにもその量自体が膨大すぎて何日あればいいのかわからないほど。ただ、その辺の対策も取られているようだ。
「ご安心ください、この魔水晶に探したい本を入力すれば見つけてくれます」
「試しに何かやってればいいんじゃね?」
「どれどれ・・・」
「ナツ!!お魚の本にしよーよ!!」
試しに調べてみることにしたナツさん。すると、上の方の本棚から彼が指定されたと思われる本が飛んでくる。
「ルーシィの本だ!!読んでねぇけど!!」
「あたしの本まで置いてあるのね」
本が飛んでくるだけでも驚きなのにルーシィさんの本まで置いてあることに幅の広さを感じる。
「お魚お魚!!」
「うるさいわね」
「図書館では静かに〜」
魚が大好きなハッピーは嬉々としてそう言い続けていたのだが、見かねたミネルバさんがそれを叶える方法を教えてくれる。
「そんな時はキーワード検索を使うとよい。《お魚》」
試しにやって見せてくれると、一部の本が光り出す。恐らくそこがたった今指定された魚のスペースになっているのろう。
「このように検索範囲が広すぎても探すのは大変だ。例えば《お魚》《美味》《料理方法》などキーワードを追加していくことをすすめる」
一つのキーワードだけではなくいくつも組み合わせることができるのはいい。捜索範囲が広すぎても、探し出すのが困難になるだけだから。
「よーし!!遊ぶぞー!!」
「図書館は遊ぶところじゃないのよ!!」
「《女性の扱い方》《雨女》《攻められる》」
「グレイさん何を探してるんですか?」
「それはさすがに見つからないんじゃ・・・」
広い場所ということもあり盛り上がっているナツさんと何やらおかしな調べものを始めるグレイさん。そんな騒がしくしていると、遠くから聞き覚えのある声に注意される。
「もぉ・・・うるさいゾ。図書館ではお静かに・・・だゾ」
「お姉様」
「ソラノ!!久しぶり!!」
そこにいたのはエンジェルことソラノさん。彼女は恩赦を与えられたことにより、妹であるユキノさんが所属している剣咬の虎に入ったと聞いていたので、ここで読書を楽しんでいるようだ。
「シーっ。図書館では図書館らしい振る舞いを!!」
「じゃあその格好何とかしろよ」
「グレイもね」
なぜか水着姿のソラノさんと安定のパン一になっているグレイさん。双方に突っ込みを入れながら、俺たちは本来の目的である五神竜の情報を集めることにしたのだった。
それからしばらくして・・・
「思ったんだけどさぁ」
「何?シリル」
たくさんの本をテーブルへと置きそれを余
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