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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
五本勝負!!
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「でもいずれ・・・きっと・・・」

エレンティアでのあの身長になりたいと心から思う。すると、絵を描いていたリーダスさんがこんなことを言う。

「ウィ・・・いいや、少し大人っぽくなったよ」
「「え?」」

珍しい人からの言葉に俺たちは目を合わせた。

「そりゃ少しずつ成長してるんだし」
「大人に近づくよね〜」

シャルルとセシリーも俺たちが成長していると思ってくれているようで、嬉しくて笑みを浮かべる。その後もしばらく俺たちは久しぶりの喧騒に包まれながら再会を喜んでいた。

「エルザさん?」
「何書いてるんですか?」

みんなお酒に酔ってきて静かになってきた頃、マスターと何かを話していたエルザさんが作業していることに気が付き後ろから覗き込む。彼女が書いているのは・・・手紙?

剣咬の虎(セイバートゥース)に手紙を書いてるんだ」
「へ・・・へぇ」
「た・・・大変そうですね」

若干だが手紙の内容が見えた俺たちだったが、その内容のひどさに顔をひきつらせる。ただ、彼女はそのことに気が付いていないらしく、伝えるのを躊躇ってしまう。

「ヤッホー!!ナツさーん!!遊びに来たぞー!!」

どうやってあの手紙を送らせないようにしようかと悩んでいたところ、タイミングがいいんだか悪いんだか、噂をしていた剣咬の虎(セイバートゥース)の面々がギルドへとやってきていた。

「おおっ!!ちょうどいいところに!!」

そんな彼らを見て駆け寄っていくエルザさん。ただ、よりにもよってあの強烈な文才の手紙を持っていってしまい、何なら手渡しているのが目に入って頭が痛い。

「どうした?具合悪いのか?」
「久しぶり!!シャルル、セシリー」

そんな俺たちの元へと駆け寄ってきたグラシアンさん。その足元にいるキセキはシャルルとセシリーと仲良さそうに話していた。

「お久しぶりです、グラシアンさん」
「あの時はお世話になりました」

俺たちが天使との戦いでピンチに陥った時に助けてくれた彼に頭を下げる。ローグさんとミネルバさんに挨拶しないとだけど、彼らはエルザさんから渡された手紙を読んで青ざめていたので、後回しでいいか。

「今日はどうしたんですか?」
「伝言があってきたんだ」
「以前来た時は皆さんお出掛けだったみたいなので」

後ろから来たユキノさんにそう言われ、心当たりがあった俺たちは顔を見合わせ苦笑い。たぶんみんなが操られてドラシールに来ていた時にタイミング悪く来てしまったことで混乱させてしまったのだろうと申し訳ない気持ちになる。

「何か用事でもあったのか?」
「俺たちは依頼で・・・」
「どのような依頼を?」
「えーっと・・・」

依頼の内容を伝えるわけには行かないため、言葉に詰まる。
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