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Fate/WizarDragonknight
監督役のサーヴァント
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ているのは、もはや大きな刺青かと見紛うほどの大量の刻印。
 それぞれが別々に少し離れていることから、別個の令呪なのだと認識できる。

『ルーラーは、その名の通り調停者。全てのサーヴァントに対する絶対命令権を有するのさ』
「何だって……!? 絶対命令権って……それじゃあまるで」
『そう。ルーラーは、全てのサーヴァントに対する令呪を持つ』
「そんな……! それじゃ、他の参加者に勝ち目なんてないじゃないか……!」

 ハルトの痛恨の訴えに従う道理もない。
 アマダムは、手に刻まれた無数の令呪の一角___おそらく、プリテンダーに対応するものを消費し、命令した。

「さあ、ディケイドよ! 我に従い、ウィザードを滅ぼせ!」

 果たして、アマダムの指示に従い、士はディケイドライバーを腰に巻き付ける。
 そして。

「変身」
『カメンライド ディケイド』

 士は、機械的にカードを取り出し、ディケイドライバーに装填。見慣れた流れで、ディケイドへ変身を遂げた。
 だが、そのディケイドは、ハルトが知るディケイドとは少し異なっている。
 その緑の目が吊り上がり、頭部の緑だった角は、紫に変色している。
 その名は。
 ディケイド激情態。

「……!」

 ハルトの背筋を走るのは、敵意。
 ディケイドはソードモードのライドブッカーを撫でると、その音がより一層、ハルトへ危険を訴えた。
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