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ドリトル先生と山椒魚
第十一幕その十二
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ね」
「そもそも童話とかで出番少ないね」
「そして狐や狸は化かして」
「ばれて懲らしめられるね」
「そんな風でね」
 そうした役でというのです。
「まただよ」
「ないね」
「だからね」
 それでというのです。
「そのことも覚えておこうね」
「日本では狼は悪役じゃない」
「むしろ有り難い生きものだよ」
「獣害を防いでくれる」
「それぞれの国で生きものも違うんだ」
「それぞれの見方があるね」
「そうだよ、日本ではそうなんだよ」
 先生は沖縄料理を食べつつお話しました、そうしてです。
 泡盛も楽しみます、この夜も先生はそうして過ごしました。
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