白VS黒
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、右手にショットガン、左手にマシンガンを展開してそのまま戦闘に移行していく。流れとしては一夏さんがワイヤーブレードを掻い潜り攻撃を仕掛け、デュノアさんがその援護。
その二人の猛攻を受けてもボーデヴィッヒさんは眼帯を取ることなく受け流し、更に苛烈な攻撃を仕掛けている。ここまでして眼帯を取らないという事はやっぱり何か理由が……
そう考えたときにアリーナが文字通り揺れた。観客の歓声が一瞬だけ全ての音を消し去ります。
「『零落白夜』……」
一夏さん、一気に勝負をかけるつもりですね。さて、ボーデヴィッヒさんのAICをどうするのか……
ボーデヴィッヒさんが右腕を伸ばしてAICを発動させた……と、一夏さんがAICによってではなく、自身で急制動をかけて止まる。
と思ったら急加速でその場から転進することでAICを避けた!
「上手い!」
それを鬱陶しく思ったのかAICに加えてワイヤーブレードが加わった。流石に避けきれず、当たりそうになったワイヤーブレードが飛来した弾丸によって弾き飛ばされる。
デュノアさんが牽制と一夏さんの防御を同時に行いながらアリーナの上空を飛翔しています。
一瞬デュノアさんに気を取られたボーデヴィッヒさんを見て一夏さんが一気に間合いを詰めた。
そしてその剣先は足元から正面、正眼の構えに。なるほど、腕の軌道を読まれないための突きですか。
それでもそれは……
再度AICによって一夏さんが動きを止められた。そう、腕にこだわらず本体を止めてしまえば同じこと。
ま、そこまで考えての突撃でしょうけどね。
AICの発動で止まったボーデヴィッヒさんに向けていつの間に接近していたのか、デュノアさんが零距離でのショットガンの6連射を叩き込みました。
流石の第三世代型でもあの距離で無事でいられるはずがありません。左肩のレールカノンが耐えられずに赤い炎と共に爆散する。
その隙を逃さずAICから解放された一夏さんが迫る。決まっ……
あれ?
『零落白夜』のエネルギー刃が小さく……ってまさかエネルギー切れ!?
あれだけペース配分の練習していて何で本番でミスするんですかもう!
そしてその隙をボーデヴィッヒさんが逃すはずもなく、動きの止まった一夏さんの懐に向けて漆黒の影が飛び込んでいく。
そして漆黒の影からの煌き、プラズマ刃が一夏さんの『白式』に襲い掛かった。
『零落白夜』が切れたということはシールドエネルギーは限界ギリギリ。つまりどんな攻撃でも受けたらその時点で負けが決まる。
一夏さんはただの近接ブレードに戻った『雪片弐型』でその手刀をはじき続けます。
デュノアさんが援護に入ろうとしたところにもワイヤーブレードで牽制されて近
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ