忘れていたじゃ済まされない
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楽しかったなぁ!!何ならもう一回やってくれよ!!バトル・オブ・フェアリーテイル第三回だ!!」
彼の上機嫌な姿にファリスさんは困惑していたが、その目に徐々に涙が溜まっていく。
「殴るんじゃねーのかよ?」
「殴っただろ?ガツンと!!「ありがとう」って心にな!!」
満面の笑みでそう言い放った彼を見て、ファリスさんは笑いながら泣いていた。
「なんで感謝されてるの?私・・・意味がわからない・・・です」
「それがナツなのよ」
高笑いしているナツさんと彼らしい行動に呆れながらも釣られて笑う俺たち。そして俺たちはエレンティアでの戦いを終え、アースランドへと帰るのだった。
トウカの水の翼によってアースランドのギルティナ大陸・ドラミールの町へと帰ってきた俺たち。そこでは以前どんちゃん騒ぎをしていた酒場でマスターたちが迎え入れてくれた。
「よくぞ戻ってきた」
「お帰りなさい」
思っていたよりも反応が薄いことに違和感を抱いたが、どうやらロキさんが俺たちのことを事前に伝えてくれていたからそこまで大事にはならなかったらしい。あの人の自由に出てこれる能力って便利だよね。
「ただいまー!!」
「みんな久しぶりー!!」
「グレイ様ー!!」
俺たちが戻ってくると真っ先に駆け寄ってきたのはジュビアさん。彼女はヨダレを撒き散らしながらグレイさんはと飛び付き、熱い包容を交わしている。
「ルーちゃんおかえりー!!」
「レビィちゃん!!身体の調子どう?」
「全然平気だよ」
急に普段とは違う大陸に連れてこられたものの、身体自体には影響もないようで元気そうなレビィさん。そんな彼女にナツさんがダル絡みしていると、ガジルさんから注意されていた。ただ、ガジルさんは戦おうとは思っていないようで軽くあしらわれていたが、ナツさんがあまりにも子供のようなイタズラを仕掛けたために怒りを抑えられず殴り合いに発展している。
「ハッピー、シャルル、セシリー。トウカはどうしたのだ?」
「エレンティアに残ったわ」
「残念だよねぇ」
「くねくねしないの〜」
リリーがトウカのことを気にかけているのが妙に気になったが、どうやら滅竜魔導士でありながら相棒のエクシードがいないラクサスさんの相棒にしたいと考えていたらしい。ただ、それも彼自身に拒否されていたし、後ろでフリードさんがなんとも言えない提案をしていたためスルーすることにする。
「そういえばエドラスにも行ったんだろ?」
「エドラスのみんな、元気だった?」
どうやらエドラスに一度行ったことも聞いていたらしくカナさんとリサーナさんからそんな問いが飛んでくる
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