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真面目な娘の勉強
第一章
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べたわ」
 紗友里は淡々と述べた。
「このお店でね」
「そうなの、いやちょっとね」
「ちょっと?」
「このお店は女の子が入るお店じゃないわよ」
 美菜子は引いた顔のまま話した。
「はっきり言って」
「そうなのね。けれどね」
「けれど?」
「このお店のものを買わせてもらって」
 紗友里の声は今も淡々としていた、そのうえで言うのだった。
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