アルタ・フェイス
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恥ずかしそうに・・・それでいて期待の眼差しを向ける彼女に呆れた様子のルーシィさん。気を取り直して彼女は地面へと飛び込んでいく。
「行くぞ!!」
「セシリーたちは待ってて!!」
「トウカを安全なところに!!」
「私も・・・」
「大丈夫!!ナツたちに任せよう!!」
「頑張ってね〜!!」
自分の世界の危機を黙ってみていられないといったトウカだったけど、ここは俺たちに任せてほしいと彼女たちを置いて穴へと飛び込む。
「方向は合ってるのだろうな」
「この手の魔力の流れる方へと進んでいます」
「つーかお前パンツ丸見えだぞ」
「いやん」
「コラ!!ナツ!!ダメよ!!」
先頭を四つん這いになって進んでいるバルゴにナツさんがそんなことを言う。それを注意するルーシィさんだったが、彼女の後ろにいるグレイさんもメイド服状態の彼女のそれが見えているためか、赤くなっていた。
「どんどんエーテルナノが濃くなってるね」
「あぁ・・・そうだね」
かくいう俺も、前を進んでいるウェンディのパンツが目の前で丸見えのため顔をあげるに上げられない。それを指摘するとあとが怖いから、気にしないように振る舞っていけどね。
「おや!!」
「わっ!!」
「きゃっ!!」
「おふっ!!」
しばらく進むと突然広いところに出たのか下へと落下する。そこは立ち上がっても問題ないほどの洞窟のような空洞な空間だった。
「こんなところに空洞が!!」
「あ!!あれ!!」
「見てください!!手の一部です!!」
先程まで見てきた手からすれば小さいが、それは紛れもなく今地上を混沌へと貶めている手。それはさらに下から生えてきているように見える。
「まだ下に続いてるのかよ!!」
「いや・・・この魔力」
「すぐ下に何かある!!」
異様な魔力の流れを感じ下を見ると、まるでそれを待っていたかのように地面から何かが飛び出してくる。それはまさにこの世のものとは思えないような存在だった。
「何・・・これ・・・」
「モンスター!?」
「いや!!もしかしてこれか!?」
「でかすぎるだろ!!」
アースランドで見たことがあるような顔を持ち、そこから無数に生え出ている長い何か。それが恐らく先程まで見てきた手なのだろうと想像するのは容易かった。
「これを倒せば・・・」
「魔力を止められるんだな!!」
本体を見つけたことでやることは決まった。ただ、俺たちの前にいるそれは何かを語り出した。
『醜きかなこの世界、あふれ出せ魔の光よ・・・世界を魔で満たし・・・破壊せよ』
「しゃ・・・じゃべってる?」
「この暴走はお前の意思なのか!?」
一瞬目が光ったように見えた手の本体。それはナツさんの声が聞こえているのかいないの
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