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FAIRYTAIL転生伝 〜 黒き魔王は妖精と共に 〜
第七話『神との邂逅』
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あ一応はじめましてということになるか?」
「……誰だお前?俺のことを知ってるみたいだが」
我に返ったユウヤは警戒心もあらわに、正体不明の男にそう問いかける。神官を倒したからと言って目の前の男が自分に危害を加えないとはいえなかったからだ。
そんなユウヤの様子を見た男は苦笑する。
「そう警戒するな、別にとって食いはしない」
「あいにくとあんたみたいな怪しい人間に簡単に心を許すほどお人よしじゃないんでね」
そんなユウトの言葉に、今度は男はなぜか楽しそうに笑みを浮かべた。
「ふふふ、疑り深いな。ユウト・ベラトリックス。いや、
夜神悠斗と呼んだ方がいいかな?」
「ッ!?お前なんでその名前を!!」
男がユウトに告げたその名前はユウトの前世での名前。
この世界ではユウト意外誰も、それこそエルザ立ち仲間たちどころか母親でさえ知らないはずの名前だった。
驚愕するユウトの表情を見て、男は悪戯が成功した子供のような満足そうな笑みを浮かべる。
「理由を教えてもいいがその前に自己紹介をさせてもらおうか」
そう言って男が指をパチンと鳴らす。すると男の周りに黒い風のようなものが発生する。
「!?な、なんだ!?」
ユウヤがその突然起こった現象に驚いている間にその黒い風は完全に男を覆い尽くし、それが晴れたときには男の姿は跡形もなく、その代わりに褐色の肌を持つ顔に黒い入れ墨を入れた男がそこに立っていた。
「だ、誰…?」
思わずこぼれたその問いに、男は不敵にほほ笑みながら答えた。
「俺の名は“ミカボシ”。お前さんをこの世界に連れてきた神の一柱だよ」
☆
☆
あまりの状況の変化に頭がショートしそうになるのを感じた。
神官が神官を叩き潰したかと思ったらその神官が自分の名前を知っていて、その神官が指を鳴らしたかと思ったら違う男の姿に変化して。こんな状況にまともについていけるやつがいたら顔を見てみたいとすら思う。
だが最後に相手が言い放った聞き捨てならない言葉になんとか反応する。
「か、神様?お前が?そ、それに俺をこの世界に連れてきたって・・・?」
「まぁそうなるな」
「!?」
男は俺の言葉にただ一言そう返しただけな上に、話の内容も荒唐無稽な話なはずなのに、なぜか俺はこの男の言うことは正しいと本能で、いや魂のレベルで感じていることに気づいた。
これはいったい……?
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