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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
特別なキス
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のか、俺に抱き締められたことに驚きまくっているウェンディ。ただ、彼女は俺の背後にいる巨大な三匹の虎を見て目を見開いた。

「え?何あれ」
「セシリーたちだよ」
「えぇ!?」

もう何がなんだかわからないといった表情の彼女に事情を説明して三匹に魔法をかけて元に戻してもらう。すると、三匹も何が起きていたのかわからないようで、辺りをキョロキョロと見回していた。

「シリル!!ウェンディ!!」

そこへ遠くからかけてくるのはナツさんとルーシィさん。それに後ろにはなぜかアクエリアスさんまでおり、俺たちは驚愕してしまった。

「なんでアクエリアスさんが!?」
「話はあとだ。他にいない奴は?」
「グレイさんとエルザさんがまだ・・・」

この流れからするにエルザさんもウェンディのように何か状態異常の魔法がかけられているはず。そのため、俺たちは耳を澄ませながら二人のいる場所を探り当て、全速力でかけていくのだった。
















「く・・・蜘蛛だと!?私がか!?」

グレイさんと戦っていたエルザさんに状態異常解除の魔法をかけ正気に戻し事情を説明すると、彼女は信じられないといった表情を見せている。

「私は猫のお化けで」
「オイラたちは虎だよ!!」
「めっちゃ大きいね〜!!」
「なんで嬉しそうにいうのよ」
「こいつなんか乳丸出しで−−−」
「その話はもういいから」

女性陣全員が妖怪に変えられていたのだが無事に戻すことができて一安心。もう少し猫のウェンディを見ているのも一興だったけど、さすがにそこは自重する。

「とにかくここはセレーネの住み家らしい」
「山の麓みたいですね」
「どうする?」
「そんなの上まで登ってやっつけてやる!!」

さっきの話を信じるなら、このまま進んでいけばセレーネに会えるはずなんだけど、血気盛んな俺たちとは違い女性陣は慎重だ。

「いや・・・ここの連中は妙な術を使う。魔法とも違うな」
「無策で戦っても勝ち目はないかもしれません」
「一旦ここを離れて体勢を整えましょ」
「逃がすとお思いか?」
「「「「「!!」」」」」

多少なりとも疲弊してしまったこともあるためここを離れようとした時だった。真上から聞こえてくるのは先程対峙した女性の声。その声に反応して一斉にそちらを向く。

「月下美神ヨウコ。次はもっと醜い妖怪に変えてやろうぞ」
「あいつは・・・」
「二度と同じ轍は踏まんぞ!!」
「あいつがみんなを妖怪にしたのか」
「せめて服着てる妖怪にしてよね!!」
「今そこ大事ですか!?」

ルーシィさんは先程ナツさんに胸を見られたことを気にしているらしく顔を赤くしながらそんなことを叫んでいたが、彼女以外は全員が戦う
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