スーパーロボット大戦OGs
0054話
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の大樹だったのだろう。だが、その大樹も既に腐り果ててしまった。腐った大樹はそのままでは倒れ、周囲のものを巻き込んでしまう。よってそうなる前に切るなり燃やすなりしなければならない」
大きく息を吸うヴィンデル。
「再度、宣言しよう。我等シャドウミラーは連邦政府に対して宣戦を布告する! この通信を聞いている心ある者は我が下に集え! そして我が同士達よ、今こそ我等の力で理想の世界を目指すのだ!」
「W17、用意はいいな?」
「はい」
「なら行くぞ!」
さすがヴィンデルと言うべきか。
その演説の内容を知っていながらも、心の底から衝動が湧き上がってくる。
グロウセイヴァーの加速を活かし、目的の基地へと一気に近づいていく。
演説前から既に基地の警戒ラインのすぐ外側で待機していた為に、すぐに基地側へとこちらの侵入がバレてしまうがそれでも構わない。
「隊長、対空迎撃システムが稼働しています。対空ミサイル、来ます!」
「全機、俺の後ろに付け! ジャマー、起動」
ラミアへと命令を返しつつ、グロウセイヴァーに装備されているジャマーを起動させる。すると、こちらへと真っ直ぐ向かってきていた10以上のミサイル全てが標的を失ったかのように蛇行する軌跡を描き、そのまま地面へと墜落、爆発した。
「安心するな、すぐに迎撃部隊が出てくるぞ」
ラミアと量産型Wに注意を促しつつも、5機の機体は基地へと向かって真っ直ぐに進む。
「敵機、確認」
偵察仕様のエルアインスに乗っているW3からの通信を受け、基地の方を確認すると確かにこちらへと向かってくる敵機の姿があった。
データ照合を行うと、空中は量産型ゲシュペンストMk-Uが12機、リオンが5機、ガーリオンが4機。地上にはバレリオン5機にランドリオン3機、82式戦車ガヴァメントの数も数機ある。
「W17、地上部隊はお前と量産型Wに任せる。空の敵は俺に任せてくれて構わん」
「相手は20機以上いるのですが、さすがにそれは無理なのでは?」
「ふん、構わん。シャドウミラーの実力を世界中の腐った奴等に見せつける必要があるからな」
この戦闘は先程ヴィンデルが通信を送った相手全てに生中継されている。ここで俺が圧倒的多数の敵を一方的に倒す事が出来れば、反乱による勢いは増す。
だが、逆に手こずったりやられたりした場合には反乱の成功率が一気に落ちてしまうだろう。
「そこの不明機、所属と姓名を述べてこちらの命令に従え。貴様等は基地の警戒ラインを越えて不法に侵入している。こちらは理由次第では撃墜しても構わんとの命令を受けている」
迎撃部隊の隊長格なのだろう量産型ゲシュペンストMk-Uが1機、こちらへと通信を送ってくる。
「こちらはシャ
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