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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
百鬼夜行
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!!ウェンディ」
「了解です!!」
「はい!!」

迫ってくる魔力の人間。ただ、その動き事態は決して速くない。俺は速攻で終わらせようとすぐに動いた。

「水竜の翼撃!!」
三位一体の剣(トリニティ・ソード)!!」
「天竜の咆哮!!」

三人一斉に攻撃を繰り出し目の前の敵を全員凪ぎ払った・・・はずだった。

「あれれ〜?」
「元に戻った!?」

崩れたはずの魔力の人間はすぐに元通りになってしまう。それも何度攻撃を繰り返しても同じ結果になってしまうのだ。

「攻撃が効かないのか!?」
「そんな・・・」
「この・・・」

攻撃が効かないとはわかっていても迫ってくるからにはそれを振り払わなければならない。しかし、何度やっても結果は同じで魔力の人間たちはすぐに再生してしまう。

「どういう原理なんだ?」

そう思った俺は目を解放して相手の魔力の流れを見てみる。すると、あることに気が付いた。

「これ・・・魔力じゃない!?」
「え?」
「じゃあこれは一体・・・」

相手に流れているエネルギーの動きが魔力のそれではないように感じる。ただ、じゃあそれは何なのかと問われると困ってしまうわけだけど。

「待って、シリル、エルザさん」
「「??」」

ここからどうしていくか考えていると、ウェンディが両手を広げて目を閉じる。彼女は天空の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)であるため、それを使ってこの不思議な力の正体を探ろうとしているのか?

「これだ!!概念付加(エンチャント)!!二人に霊術を付加(エンチャント)!!」

魔力とは違う何かを感じ取った彼女はそれを分析したのか、俺とエルザさんにその力を付加してくれる。それを受けた俺たちの身体はいつもとは違う感覚に陥っていた。

「ウェンディ!!なんだこれは!?」
「攻撃してください!!」
「わかった!!」

彼女から与えられた力を受けて敵へと攻撃を繰り出す。すると、先程まですぐに再生していた謎の存在があっさりと崩れたのだ。

「攻撃が通じる!!」
「やった!!」
「すごいよウェンディ!!」
「シリルがヒントをくれたからだよ!!」
「それでもすごいよ〜!!」

俺が魔力じゃないと気付いたから彼女は魔力とは違う感覚の力を探ったのか。それでもそのことに気付けたのは彼女の力があるからなのは言うまでもない。

「これで蹴散らせるぞ」
「行こう、ウェンディ」
「うん!!」

三人で一斉に周囲を囲んでいた敵を凪ぎ払っていく。そいつらは数こそ多いが力があるわけでもないため、あっという間に全滅させることができた。

「セレーネ様のおもちゃとしては、まぁ合格であろうか」
「何者!?」

その直後、背後から女性の声が聞こえ
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